二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 探し物って思わぬところに落ちていたりするので気を付けましょう
- 日時: 2012/10/08 11:58
- 名前: 音羽 (ID: fE.voQXi)
- どうもこんにちは! 
 銀魂の二次小説二作目です☆
 前・・・今も続いていますが。探したら出てくると思います。
 「いつまでも君を〜〜 銀魂」
 という小説ですハイ。
 ↑はもう銀さんしかでてこない状態だったので、今回は真選組と高杉一派をメインに書いていきます。
 あ、おもっきし恋愛ものですので・・・。
 ヒロインオリキャラです。
 ではお願いします。
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- Re: 探し物って思わぬところに落ちていたりするので気を付けましょう ( No.4 )
- 日時: 2012/09/16 16:47
- 名前: 音羽 (ID: /6p31nq7)
- 第二話 
 「……目ぇ覚ましやせんね」
 「そうだな」
 屯所の奥にある一室に寝かした女を眺めながら二人はつぶやく。
 「死んでるんじゃねーですかい?」
 そういって、女の長い髪を引っ張る沖田。
 「オイ、やめろや」
 土方が手をはたいて、沖田が飛び退る。
 「いってーや」
 「知るか」
 ちゃんと見とけよ、と言ってタバコに火をつけて、そのまま土方は部屋の外へと出て行ってしまった。
 あとに残されたのは沖田と女。
 「見とけよ……ってはぁ……アイツ絶対殺してやる」
 頬杖をつきながらぼそっとばやいて、再び女の髪を触る。
 「おい。さっさと目ぇあけな。髪引きちぎるぜぃ?」
 「やめてくださいよけがらわしい」
 「あ、はい」
- Re: 探し物って思わぬところに落ちていたりするので気を付けましょう ( No.5 )
- 日時: 2012/09/18 21:21
- 名前: 音羽 (ID: vH71crXj)
- 気づいたら参照数100行っていたという。 
 よろしくお願いします。
- Re: 探し物って思わぬところに落ちていたりするので気を付けましょう ( No.6 )
- 日時: 2012/10/08 11:33
- 名前: 音羽 (ID: fE.voQXi)
- 第三話 
 「ハイ……はい?」
 沖田の珍しく気の抜けた返事。
 「あれ? ここどこ? 私は誰?」
 そしてそんなことはお構いなしの女。
 きょろきょろとあたりを見わたし、むくりと起き上っ……
 れなかった。
 布団にうずくまってうめく。
 「いや、あの……何か食べるものください」
 「いきなりずうずうしいなぁオイ」
 即答したのは沖田ではなく、ちょうど様子を見に来た土方。
 「もうほんと一週間何も食べてないんですよー。頼みますあのマヨネーズでもいいんで」
 土方の尻ポケットを指差して。
 「なにいってやがる。ほれ」
 土方はあきれながら、水とおにぎりを渡した。
 おそらく屯所の冷蔵庫にだれかがおいておいたであろうコンビニの。
 「ありがとうございます」
 生き返ったー! とおにぎりをほおばる女に、土方は遠慮なく尋ねる。
 「で? お前の名前は?」
 「は? あ、はひ。ははひ、ははふぎひんほひひまふ……紅月琳といいます」
- Re: 探し物って思わぬところに落ちていたりするので気を付けましょう ( No.7 )
- 日時: 2012/12/15 21:58
- 名前: 音羽 (ID: ZbSYNN2U)
- 第四話 
 「紅月琳……」
 何か心当たりがあるのかその名前をつぶやく土方。
 「ん?? お会いしたことあります?」
 おにぎりを離さずに生気の戻りつつある目で問う琳を見て、それから「いや」とかぶりを振る土方は、沖田に向き直り、非情な宣告をした。
 「確かお前今日明日非番だったよな」
 「な、なんですかィ。俺ぁこれ以上働いたら過労死しちまいやすぜ? 土方さん、せっかくの連休パアにしないでくだせぇ」
 たじたじ。
 「何たじたじってんだお前。つーか毎日休んでんじゃねーか。俺これから見回りだからよ、コイツちゃんと見てろ」
 「コイツじゃないです紅月琳です」
 「まじでか。コイツをか。俺がか」
 「コイツじゃないです紅月琳です」
 某狂乱の貴公子的な受け答えの琳をしり目に、沖田と土方の間で話はどんどん進んでいき…。
 「あの、そういや貴方たちの名前教えていただけませんか?」
 「教えていいんですかぃ? 攘夷志士どものスパイかもしれやせんぜ」
 「だったら俺らのことくらい知ってるだろ」
 「イヤ、案外馬鹿なのかも」
 「……まあ、知らねぇふりっていうのもあるわな」
 「信用してくれないんですね…」
 しょんぼりとうなだれる琳に、土方は冷たくいった。
 「あのな。アンタが倒れてた場所、それに荷物見たら誰でも疑うだろふつう」
 「荷物? ……ああ、剣がない!」
 琳が倒れていた際身に着けていたもの…。それは、ふたふりの刀だった。
- Re: 探し物って思わぬところに落ちていたりするので気を付けましょう ( No.8 )
- 日時: 2013/02/10 16:41
- 名前: 音羽 (ID: TNe6IF2u)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode
- 第五話 
 「お願いします、返してください」
 半涙目になりながら必死で懇願する琳を尻目に、土方と沖田は腕組みをしながら話し込む。
 「どーしやす、土方さん」
 「どーするもこーするも、返すわけにはいかねーだろ」
 やっぱり信用ないんですね……と琳は再びうなだれる。それを無視してなおも話を続ける2人の間に、琳は意を決したように割り込んだ。
 「あの、本当に私何でもないんです。だから返してください。返してもらったとたん暴れだすとか、そんなん絶対にないので! なんならすぐにここから出ていきます」
 「らしいですぜぃ、土方さん」
 「……出ていくっつっても、アンタ行く場所あんのか?」
 じろり、と横目で見やる土方にむかって胸を張り、琳は堂々と言い放った。
 「ありません!」
 「おい」
 
 その即答ぶりに少々めんくらったのか、土方はふぅっと吸っていたタバコの煙を吐きだし、ま、いいか。とつぶやいた。
 「……オイ、総悟。荷物もってこい」
 「え、土方さんおいとくつもりですかぃ? まさかロリ…」
 バコッ
 「いてっ」
 沖田の後頭部をはたいて、土方は面倒くさそうに言った。
 「おいとかねーよ。とりあえず、万事屋に預ける」
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