二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.177 )
日時: 2010/03/16 14:30
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——川中島——
「ッチィ、ちょこまかと・・・・!!」
小十郎は、上杉に仕えてるツカサに少し押されていた。
「ちょこまかと動くのも忍の得意で、ね!!」
ツカサは愛用の刀を振り下ろす。
ガキィッン・・・・・・———。
小十郎はすぐさま反応し、ツカサの刀の攻撃を止めた。
ツカサは一旦間合いを取る。
「ヒュ〜♪独眼竜の右目、いや、片倉さんだっけ?ま、いいか。それよりもさ〜いい刀持ってるね〜。俺、その刀が欲しいぜ」
ツカサは少し輝いた目で、小十郎が持っている刀に目をつける。
「少しは緊張感を持ったらどうだ?上杉の忍・・・・!!」
ドスの効いた声で言っては不意打ちのように攻撃をする。
「おわっとっと!!あ、危ねぇな・・・・;」
口で言っている台詞は本当に危なく避けているようにも捕らえるが、本当は余裕で避けている。
「こりゃあ、良い実験になるな♪」
「?、何を言ってやがるっ!!」
ブン・・と刀を振るうと、ツカサは後ろにそる。
「やべ・・・!」
逃げ場が無いのに今更気付くが、小十郎はそれを見逃さない。
「テメェは一生分の死を見てろっ!!」
逃げ場を無くしたツカサに、思いっきり力をこめてツカサを斬った。
「ぐっ・・・・・さすがだ・・・な」
ツカサは台詞を吐き、そのまま倒れた。
「・・・・・・・・」
カシャンと自分の刀をしまい、倒れたツカサを見た後前を向いた。
「テメェが政宗様の命を狙うなんざ百年早い。ちっとは出直して来な」
そう小十郎は言って、歩き出そうとした時・・・・・・———。
「ブラボ〜♪いや、やっぱり片倉さんは凄いね〜♪」
「——!!!!」
さっきまで倒れていたはずのツカサが目の前にいた。
ツカサはパチパチと手を叩いて笑う。
ではさっきのは・・・・・・?———。
「分かんなかった顔してるよね〜?そりゃそうさ、片倉さんが受け止めた時に仕掛けたからさ♪」
「・・・!、幻覚か!!」
ツカサはニヤリと笑っているだけ。
どうやら、人にはばれないほどの微妙な程度で幻覚をかけたようだ。
こいつ・・・・案外・・・・・———。
小十郎はさっきよりも、きつく睨みつけた・・・・・・・———。

其の四拾壱獅 微妙な幻覚