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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.188 )
- 日時: 2010/03/18 08:21
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「やっべぇな・・・・;」
佐助はトン、トンと木々の幹の上を飛ぶ。
さっきまでは、上杉の忍であるかすがと戦っていたのだが、織田軍が来た為一時中断したのだ。
しかも草の者から聞くと「三軍撤退命令」が出たらしい・・・・。
まぁ、あの第六天魔王の行き成りの登場じゃあね・・・・・・・;———。
佐助は武田の大将である武田信玄の所に向かっているわけではなく、自分の主である真田幸村の所に向かっている。
確かに大将の所に行かなきゃならないが、行かなくても撤退している為、撤退命令が届かない主の所に行かなくちゃ行けない。
「・・・・旦那、死んでないよな?」
一瞬の不安・・・・・———。
確かに佐助は忍としてちゃんとこなしているが、大切な主を失ってしまったらもうどうしようもない・・・・・・。
だが、実は佐助はそう思っているのではなく佐助の主である幸村は目の前を見ないため、早死にするタイプであるからである。
そう思って飛んでいると・・・・・・———。
ドドドドドド・・・・・・———。
「ん?・・・・馬の足音?」
下の道を見て呟くと・・・・・・———。
小十郎が乗った馬が通り過ぎたのを見た。
「!、片倉の旦那!!」
とっさに佐助は小十郎に叫ぶ。
小十郎は聞こえたのか少しキョロキョロする。
「こっちこっち!」
小十郎の馬が走っている隣に佐助は移動し言う。
「テメェは・・・・真田の!!」
「どうやらお互い忙しい身のようだからね」
「・・・・あぁ。・・・葵様、どうかご無事で・・!!」
佐助は一瞬呟いた台詞を聞いて一瞬固まる。
・・・・“葵”・・・?———。
それは聞いたことのある名前であり、幼馴染の・・・・・・・———。
呟いた名前について聞こうとしたが、すぐに森が抜けるので佐助は何も言わなかった・・・・・・・———。
其の四拾四迅 森の先・・・
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