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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.189 )
- 日時: 2010/03/18 14:11
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「葵様!!!」
倒れていた葵に小十郎は目をやる。
佐助は近くにいた幸村の所へ駆け寄った。
「旦那、大丈夫かい?!」
「佐助!!どうして戻ってきたのだ!!」
佐助は三軍の撤退命令の事を全て話すと、幸村の顔は少し青くなった。
「なっ・・・!!織田軍が迫っているでござるか・・!」
「早くしたほうが良いよ、旦那!!この子もかなりやばい状況だ・・・!!」
葵の様子を見て佐助はそう言った。
「葵様っ!!」
小十郎は葵の元へ近づいて傷口の様子などを見た。
少しこわばった顔をしたが、幸村に向く。
「か・・・・片倉殿・・・。すまぬ!某が・・・・某が・・・葵殿を傷つけてしまったでござる・・・!!」
小十郎に向かって幸村は深く頭を下げた。
「・・・いいや、真田の原因じゃねぇ。この俺の原因だ・・・。まず・・・ありがとな、真田。傷が少し深いが、とっさに鉢巻を巻いてくれて」
「——!!・・・・片倉殿」
幸村は頭を上げた。
小十郎はすぐさま葵を馬に乗せ、深く礼をし葵が率いていた部隊と一緒に政宗の部隊へと向かった・・・・———。
「旦那;あ・・・歩ける?」
「うむ、大丈夫でござる。心配かけたな、佐助」
さっきまでは痛みが激しかったが、自然と痛みが治まってきた。
葵殿・・・・・もしや・・・・———。
ふとそう思って、自分の部隊も大将である武田信玄の部隊と合流しようと馬を走らせた・・・・・・———。
其の四拾五無 謝罪
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