二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.24 )
日時: 2010/02/07 09:51
名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

満月は忍にとって嫌なものだが、それを気にしない一つの影と追っている影があった・・・・・———。
一つ目の影は、満月のせいなのかきれいに真紅のような紅色がなびかせていて、もう一つの影は女だろうか・・・?
暗闇では良く分からない、だが分かるのは金髪の髪色が光っているようだった。
金髪の髪色の影は叫ぶ。
「待て、ツカサ!謙信様が呼んでいるのに何故来ないのだ!!」
叫んだ声を聞き、苦笑したような声で返す。
「だってまた任務でしょ;謙信も懲りないなぁ・・・・。あ、今の聞かなかった事にしてくれるかな、かすが」
「無礼な!謙信様と私を呼び捨てなんて、忍失格だ!!」
そう叫び、クナイを思いっきり前に走っている影に投げつけた。
前の影は「無駄無駄〜。俺は当たんないよ〜?」と言って後ろの影を茶化した。
調度良く、平野に出た両者の顔が見えた。
真紅のような紅色の髪の男は、風神ツカサ。
金髪の女の忍はかすがと言うらしい。
かすがは自分の武器を出し、怖い顔をする。
ツカサは苦笑いし、こう言う。
「かすが、やめときなよ?せっかくのいい顔が台無しだぜ?」
かすがは、「うるさい!」と叫んだ後、話しをくっつけるように言う。
「お前のせいで、謙信様が私に振り向いてくれないのだ!」
「・・・・・・え、俺なんかした?;」
記憶に無い事を言われ、さらに苦笑するツカサ。
かすがは「気が付いてないのか?」と言うような顔をした。
その時だ・・・・・———。
「じゃあ、俺帰る」
ダッとツカサは思いっきり走った。
一瞬の隙を突かれ、かすがはツカサを追うが見失った。
かすがは少し舌打ちをし、主である上杉謙信のところへと戻った。

☆****☆

——甲斐——
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!烈火ぁぁぁぁぁぁ!!」
槍の先を燃やし、落ちる木の葉に見えないほど早い突きをする。
「うぉぉぉぉぉぉ!!!」
真田は叫ぶように、大きな声を出す。
その真田を見守るのはもちろん、猿飛佐助である。
佐助は少しホッとしている。
なんせ、修行が出来なかった真田がやっと始動したのである。
それの間には結構大変だったが・・・・・。
真田が修行していたその時・・・・・———。
「幸村ぁぁぁぁ!」
「お、大将が来たよ、真田の旦那」
「お、お館様!!」
甲斐の地で恐れられている『甲斐の虎』、武田信玄が真田の元へとやってきた。
真田は少し焦る。
「お、お館様!某に用でございますか!」
「心配したぞ、この4日間何もしないと佐助に聞いてやってきたが、うむ。やっと取り戻してきたな」
真田は、はいと元気よく言った。
信玄はそれを聞いた後、ニコッと笑った後真剣な顔に戻す。
真田は何か感じ取ったのか、真剣な顔になった。
「それで、なにかあったのでございますか?お館様」
「うむ、また上杉謙信と川中島にて戦じゃ」
「さ、左様でございますか?!うぉぉぉぉぉぉ!燃えてきました、お館さ「ちゃんと最後まで話しを聞けぇい!幸村ぁ!!」ブフッ」
思いっきり信玄に殴られる。
クラクラとしながらも、真田はちゃんと向き合う。
「それでだ、佐助と幸村は川中島に着いたらすぐに近くの山に移動するのだ」
「!!、大将・・・まさか」
佐助は顔を青くしたような顔にし信玄に言う。
信玄は大当たりのように言った。
「うむ、伊達軍の小童がまた来るかもしれん・・・・。それの為じゃ」
佐助は少し、「あぁ・・・だめだこりゃ」みたいな感じの顔をした。
真田にとっては・・・・・。
「だ、伊達軍が?!うぉぉぉぉぉ、燃えてきました!!ぜひともこの武田の勝利の為、某はやります!!!」
「うむ、よく言った」
そういった後、真田は輝く目をし修行に力を入れた。

其の七月 伊達軍の対応備え