二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.28 )
日時: 2010/01/26 07:20
名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

調度、葵が政宗に「自分を戦に連れてってほしい」と言った頃・・・・・・———。
キン、キンッ・・・・・・———。
鋭い音が、薄暗い森の中に響いた・・・・・・———。
「まさか・・・・お前が襲ってくるなんてな・・・・」
少し唖然したような愚痴をもらした忍・・・・猿飛佐助だ。
その佐助は今、かなりの腕の忍に押されていた。
その忍の正体は・・・・・・———。
「まぁ、こっちも情報と言う仕事があるんすよ。佐助先輩、・・・・・いや、猿飛佐助」
あの、風神ツカサである。
ツカサは佐助と逆に少し笑っている。
佐助は少しため息をついて、キッとツカサに睨みつける。
もとはと言えば、ツカサを忍の世界に入らせたのはこの本人である、猿飛佐助である。
だが、いつの間にかツカサの力量が佐助よりも早くなってしまい、しかもあの「伝説の忍」である風魔小太郎を倒したことがあると言う噂を持つ。
「んで、お前がなんでこの甲斐の地に居るんだ?」
この質問に少し苦笑し、佐助に向き合いこういった。
「奥州に白虎が居るって聞いてるだろ?その白虎って言われているやつ、もしかしたら来るかも知んないよ?」
「!!、じゃぁ・・・川中島に、伊達軍が来るのか?」
ツカサは「そうかもね?」という顔をし、
「じゃ、そんだけの用だけだったし帰るな」
「なっ?!それだけのために・・・・」
ツカサが帰ろうとしたら、ぴたっと止まって佐助にこう言った。
「佐助、次は決着つけような」
この一言を聞いた佐助は、少し暗い顔をしツカサの背中を見ることしか出来なかった・・・・・・———。

其の九文 忍の約束