二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.398 )
日時: 2010/03/25 13:26
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

——奥州——
「・・・・チッ、俺の不注意で・・・!!」
虫の知らせを無視していた自分に責めたが、責めても変わらない事は昨日などで知っている。
だが、責めないといけなかった。
「・・・政宗様、どうしますか?」
近くにいた小十郎が口を開いた。
政宗はすぐさま考える。
くそ・・・・!荒らすところも無く葵を連れ去ったのはある意味有り得ねぇ・・・・!!だが、考えられるのは・・・・・・———。
葵は油断も隙も見せないプライドが高い従妹だ。
政宗は少し最初から考えてみる。
そのプライドが高い従妹を簡単に連れ去るなら、かなりのエキスパートであってかなりの・・・・暗殺とか受け入れて成功している者・・・・・・・・———。
政宗は何かに気付き、小十郎に言う。
「・・・・小十郎・・・・もしかしてだがよ」
「・・・何ですか?」
「・・・忍の可能性が高いんじゃねぇか?」
「——!・・・・そう言えば、その可能性が高いですね・・・!」
荒らさないで葵を連れ去るのは、大抵の普通の忍では無理な話。
小十郎は頭の中で噂でも何でも引っ張り出すと・・・・・・・———。
「・・・政宗様、一人当てはまる忍の名があります」
「本当か!・・・そいつの名は何だ?」
「・・・・あの「伝説の忍」と呼ばれている風魔小太郎かと思います」
「——!・・・風魔」
小十郎が言った名前を忘れないように政宗は言った。
政宗はしばし考えていたが、ニッと笑う。
「葵を連れ去るとは・・・良い忍を持ちやがったな、北条の奴・・・・!いいじゃねぇか、この俺が分からせてやる!小十郎、前の作戦は・・・・——続行だ!」
政宗の言葉によってホッと小十郎はする。
「・・・承知。では、軍議を開きますか?」
「あぁ。全員を収集させとけ、三日後に行くぜ・・・!」
政宗は小十郎に命令を出すように指示し、自分の部屋に一旦戻っていった・・・・・・・———。

其の七拾四石 絞り込んだ真犯人