二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.471 )
- 日時: 2010/03/29 16:37
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
——最北端——
「んじゃ、お世話になったぜ」
ツカサはいつきの頭をなでる。
いつきはすぐに泣き出しそうだったが、手で拭い取る。
「・・・・・ツカサ」
「・・・いつき、元気でいろよ?・・・また来るからさ♪」
いつきはコクンと頷いてツカサを見送る。
ツカサは少しここにいたいという思いが強かったが、進んでいかなければいけない。
いつきを見ずにツカサが森に消えて行ったのを見て、いつきは少し残念だった。
「・・・おら、ツカサにまた会いたいだ」
ギュッと一つ拳を作って村へと帰る。
だが・・・・・・・・・・———。
「いつきちゃん!!!」
「——!?」
村人の一人の男が走ってきた。
しかも顔が青いのに気付き、いつきは聞く。
「ど、どうしたんだべ?!そんな顔して・・・!!」
ゼェハァと息を切らしながらもいつきに伝えた。
「いつき・・・ちゃん、今村に・・お侍さんが・・・!」
「——!!」
いつきはその言葉に驚いた・・・・・・・・———。
★****★
「・・・ハァ」
ツカサはため息をつけた。
少しの時間だけいたが、いつきが気になってしょうがないのだ。
初めてこう思ったが、この気持ちは友達としての気持ちだと知る。
ツカサは木から木へと飛ぼうとしたが・・・・・・・———。
「・・・・・ん?・・・何だあれは」
傷跡が激しい木々を見る。
まだ新しい・・・・・・しかも・・・・———。
さっきまでいた村に方へと続いていた。
「・・・・まさか!!」
ツカサは何かを察知し、いつきがいる村へと向かった・・・・・・———。
☆****☆
「おらたちは負けないべ!!」
自分より大きい小槌を敵に振り投げるが・・・・・・・———。
「そんな甘い攻撃ですと、この私に効きませんよ?」
「——!!」
ブンと振り回す武器を避ける。
いつきはすぐさま立て直す。
今、いつきが相手している相手は織田軍の明智光秀本人だ。
光秀は面白くないように言った。
「これが一揆のお力ですか?・・・面白くありませんねぇ」
「くっ・・・」
いつきはすぐさま作戦を立てようとするが、光秀の鎌が待たせてくれない。
「・・・さぁ、終わらせましょうか」
ニヤッと不吉な笑みをし、いつきに襲う。
・・・・ツカサ・・おら・・・・・!———。
いつきはギュッと目をつぶり、死を覚悟したが・・・・・・・・———。
ガキンッ・・・・・・・・———。
痛みが感じない・・・しかも金属音だけ・・・・・・。
パッといつきは目を開くと・・・・・・・・———。
「・・・ツカサ様の友達になに手を出してやがる?」
ツカサだと思ったが、青い髪色でオレンジの瞳の色・・・・・。
「——あ・・・・」
一瞬だけだが、いつきにはツカサに見えた。
光秀は少し驚いたが、ククク・・・と奇妙な声で笑う。
「おやおや、貴方は何者で・・・?」
オレンジ色の瞳は光秀を睨む。
「俺は・・・・風神ツカサ。——同じ名前のツカサ様の忍だ・・・!」
光秀は名前を聞いて驚いた顔をした・・・・・・・・・・・———。
其の八拾参絢 同じ名前のツカサ