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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.501 )
- 日時: 2010/03/31 12:58
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
いつきは戦いの音がやんだのに気がついて、戦いの近くにあった岩陰から身を乗り出す。
見てみると、風神ツカサと言ったツカサと同じ名前の忍はただ戸惑っているように見えた。
「・・・・・ッチ・・!」
ツカサと同じ名前のツカサは舌打ちをする。
いつきは少し心配で見る。
「・・・・お前ぇさ、大丈夫だべか?」
「——!!・・・まだいたのか、ツカサ様のお友達」
我に帰って少し間を空け、いつきを怖がらせないような優しい声で言った。
ヒョイといつきは降りてきて、ツカサの前に面と向かう。
「おら、お前ぇさに驚いちまっただ!あのお侍さんを帰らせるなんて有り得なかっただ!」
興奮して言ったが、ツカサは少し辛そうだ。
「・・・・お前ぇさ・・?」
「・・・ごめんな、ツカサ様の大事なお友達がこんな事に巻き込まれて、な」
いつきに向かって苦笑いし、帰ろうとするが・・・・・・・・———。
グッ・・・・・・・・・———。
「——!!」
いつきにつかまれて驚くツカサ。
いつきはちゃんとした目でツカサを捕らえる。
「おらは、いつきって言うべ!」
「——!・・・行き成り何を?」
「・・・お前ぇさは、ツカサの忍であるがおらが名前を教えれば、お前ぇさも友達だ!」
「!・・・・友達・・?」
ツカサは驚いた声で言うと、いつきはコクンと頷いた。
「あぁ、そうだべ!おらは、「友達」って言う名前じゃないべ。いつきって言ってほしいだべ」
「・・・・分かったよ。ツカサ様の・・・あ・・・・いつき」
少し言いそうになったが、すぐさま言い換えて言った。
いつきは呼ばれて嬉しいのか笑った・・・・・・・・・・———。
其の八拾六鳥 忍と友達
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