二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.53 )
- 日時: 2010/02/02 18:01
- 名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「・・・・・・なるほどねぇ」
佐助は幸村から夢のことを聞いて少し理解した。
だが、いまいち理解が出来ないのは・・・・・・———。
「真田の旦那、いつもその誰かの声が聞こえるんだよね?」
幸村はコクンと頷く。
知らない誰かの声・・・・・・———。
しかも、真田の旦那にとっては懐かしい声・・・・・・・———。
佐助は記憶を探り出すが、そんな人など誰も該当しない。
それに該当しないと言うのはありえないはずだ。
なんせ幸村が幼い時、佐助もいたのだから・・・・・・———。
幸村は「何か分かったか?佐助」と言う。
佐助は少し苦笑して、
「言われても、記憶に該当しないんじゃこの俺様でもお手上げだね;」
ヒラヒラと手を振る。
幸村はため息をついた。
「・・・・佐助が手がかりだと思ったのだが;」
「ハハハ・・・仕方がないっしょ、旦那;」
佐助はいじけてる幸村を見て言う。
その行動を見て、佐助は何かを思い出して言う。
「そういえば旦那、“奏牙”のことも知りたいんじゃないの?」
幸村はハッとし、佐助に向き合う。
「そうでござる!!佐助、某は幼い頃“奏牙”殿にあった記憶はあるか?」
「う、うん・・・・あるは、あるけど」
佐助は少しもったいぶるように苦笑する。
幸村は何か知っているのではと思い、
「お願いだ、佐助!!」
と何回も言った。
佐助はどうしようか迷っていたが、
「仕方ないなぁ・・・・;」
“奏牙”について話した。(今現在の事は言わないようにした)
全ての話を終わると、幸村は納得がいかない顔をする。
「・・・・どうして某に“奏牙”殿の記憶がないんでござろう?」
「さぁ・・・?;」
佐助はため息付け言うが、このような感じの話は聞いてた。
まぁ、忍里で聞いた話なのだが、幸村みたいに記憶が無い事を「記憶喪失」と言うらしい。
まさか・・・・ね・・・・・・?———。
出来れば幸村にその症状がないように心の中で祈った・・・・———。
其の壱拾六尾 記憶喪失?