二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【月に誓う…〜記憶を追い続けて〜】 ( No.68 )
- 日時: 2010/02/06 16:04
- 名前: ターフ (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
——四国地方——
「ヤロウども、久々に暴れまくるぜ!!」
銀髪で、左目に紫の布を覆っている男が子分らしい人たちが聞こえるように大きな声で言った。
子分のような人たちは大きな声で、「おおぉ!!」と言う。
彼らの声に銀髪の男はにやりと笑った。
彼、銀髪の男の名は、長曾我部元親。
四国の海賊達の船長、いや、「西海の鬼」と呼ばれている名を聞いている人は知っている武将である。
今、元親は久々に四国の海に海賊船を乗っ取るうとしている真っ最中である。
「ヤロウども、もっと声を出せ!!」
「「ヘイ、アニキ!!!!」」
子分たちは、元親の声を聞いて答える。
元親は久々の海賊船を乗っ取るのに楽しんでいたのだが・・・・・———。
「———まったく、海賊相手に哀れなものよ」
「———?!!」
行き成りの声に元親は振り向く。
海賊船の近くに、水軍の船が見えた。
しかも、彼が見てすぐにその声の主が分かった。
兜がまるで貴族が被っていた、烏帽子の武将———。
「・・・・あんたが「日輪の申し子」かい?」
「それを聞いてどうする、海賊の親玉?」
そう、毛利家の当主である毛利元就である。
彼は、中国地方を制覇しているかなりの強い武将である。
「まさか、あんたが来るとは思ってなかったぜ?」
その問いに毛利はふふふ・・・と笑う。
「まぁ、我もお前のような海賊と会うとはおもわなかったが・・・・。所詮は、いい気味。お前はこの世界の一つの駒にすぎるのだ」
毛利元就は、自分が持ってある愛用の武器を元親に見せ付けるようにやる。
元親はニヤッと深い笑みを漏らし、自分の愛用である武器・・・・碇槍を持った。
「あんた、何でこんなとこにいるんだ?」
「それは我の台詞でもあろう。———まぁ良い、褒美として教えてやろう。この舟は、我の領地に着くはずだった舟だ」
「なるほどな・・・・んで、俺たちが乗り込んできたから、あんたが来たってワケだな」
元就はふふふ・・・と笑うだけだったが、
「———隙が出たぞ?」
「———!!!」
行き成り、元親に攻撃を仕掛けた・・・・———。
其の弐拾乱 四国の鬼と中国地方の日輪の申し子