二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰】  ・.:・.:歪ナ傷跡:.・:.・ 第5話UP ( No.46 )
日時: 2010/01/15 20:53
名前: 楓黎 (ID: D486Goe5)
参照: 消えることのない傷跡は.........静かに身体を蝕んでいく————

−+傷跡七つ+−  *過去篇〜夢のまた、夢*




今から話すのは10年くらい前の、一人の可愛そうな少女の話。







親は他界し、兄妹は離され、また、親友というなの幼馴染は行方不明。








少女は一人、親が溜めた借金を返すため、日々働く。








そんな少女の名は——カルテ・クルパリティ










−−−−+夢のまた、夢+−−−−










此処は、平和といえないような村、親たちは解禁され、また、子供たちは休むなく働かされていた。


子供たちは、親に会いたくても、それは許されず、日々、拷問のような日々を送っていた。


何人もの子供は、日に日に痩せていき、そして、死に辿りつく。
そんな、子供は沢山いた。


この村に生まれてきた以上、この歪な大人たちに、死ぬまでこき使われる運命。


子供たちの瞳は、光はなく、生きる希望もなにもない、ただの人形になっていた。


だが、そんな子供たちの中に光をまだ、ともした子供が、三人もいた。


一人は黒と藍色のオッドアイに暗黒色の髪を、後ろで束ねている少年。


もう一人の少年は、深緑の髪とエメラルド色の瞳。


最後に、少女この少女は黒と紅のオッドアイに藍色の髪を後ろにツインテールしたモノだった。


一人目の名は、メルテ・クルパリティ、もう一人の少年の名は、クレラ・クルークス、最後の少女はカルテ・クルパリティだ。


メルテとカルテはきっと兄妹なのだろう、クレラはきっと幼馴染かなんかだ。


カル「兄者.......この仕事......いつ終わるんだ」


瞳に光は入っていても、その少女は笑顔一つなかった。また、メルテも


メル「........きっと......もうすぐ終わるよ.......」


メルテは、乾いた笑みを漏らしながら言った。


クレ「そうだよ......カルテ.......弱音は吐いちゃダメだ」


カル「そう......だよね.........信じていればきっと.........」



三人は祈り続けた。たとえそれが、愚かなことだとしても............







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久しぶりに日の光を浴びた。この村には太陽はあまり昇らない。だから、ほんのちょっとした光でもカルテたちには眩しすぎた。


メルテとカルテは仕事をしていると、一人の男が現れた。男はこう言った。


?「お前たちの仲間、クレラ・クルークスが消えた。お前ら何かしたか?」


その人は暴力専門の人ではないので、暴言をはかなかったが、カルテたちは警戒していた。


メル「知らない......」


カル「私も.......」


?「そうか......」


男は、そういってどこかへ消えていった。


つづく。。。。。