二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: BLEACH 刹那の時間【焔】 ( No.9 )
日時: 2010/01/27 13:26
名前: 秋空 (ID: OK7TThtZ)

凛へ
よし!男だろ圭一!!目の前で襲われてる女の子を助けないなんて(バキャァ!!
うるさいかな…圭一君少しうるさいかな…かな♪

哀れ圭一はレナパン一撃で倒れたのでしたvv
ですねぇ〜君が面白い以外の感想をこの小説に書いてくれるまでは続けるですよ(苦笑


BLEACH


〜刹那の時間【焔】〜
第二節「異世界 Part1」


〜一護サイド

パチッ…


一護「ここは何処だ?俺達は確か変な細い腕見たいのにつかまれて…」
ルキア「どうやら…ここはその腕共の世界のようだな」

目が覚めるのを見計らっていたかのようなタイミングでルキアが現れそう告げた。
一護もその程度の事はなんとなく理解できたが何だか寝覚めは悪い。
頭をボリボリと掻きながら周りを見回す。
虚の気配はない。冷涼とした砂漠…所々に小高い丘が有り空は灰色で月すらない。
以前,虚圏へと井上織姫を助けにいったことが有ったがそれより荒廃した場所に感じた。


一護「あいつ等一体なんなんだ!?」
ルキア「私が知るか!とにかく,我々は虚圏とはまた別の未知の世界に来てしまった!」
一護「………ハァ,冗談じゃねぇよな…異世界から出るってのには
その世界の解析が出来てねぇといけねぇ訳だろ…俺達にそんな事できや…」

ルキア「確かに異世界の解析は出来んがまた奴等に送り戻させると言う事は出来るぞ?」
一護「どうやって従わせるんだよ?始解ったって月牙が全く効かなかった奴等だぜ」


一護の最もな言葉にルキアは「うむ」と黙り込んだ。
一護は取敢えず今は打つ手なしかと気だるげに周りを見回した。
手の化物は居ない。地面にでも潜っているのか…ここは何もない地帯なのか……
始めてこの世界に来た一護に知る術などない。ここが何と言う名前なのかも分らない。
もし,何ヶ月も滞在する事になったらここで死んでしまったりしたら
どれだけ家族や友達に迷惑をかけるだろうと思うと荷が重かった。


ルキア「とりあえず歩こう。ここには何もないみたいだ。ここより先に行くぞ!」
一護「てめぇに言われねぇでもそうするさ!」


ザッ…


一護達はそこに居ても埒があかない事を理解し思い腰をあげとりあえず
南へと一直線に進んでみる事にした。方角は気紛れだ。
初めての地だ。場所を把握している訳もないし何の目印もどこにもないのだから…


〜白哉サイド


剣八「一体ここぁどこなんだ?」
マユリ「何だネ私に聞いてるのかネ?」

剣八「あぁ!悪ぃのかよ!?
てめぇ位だろ…こう言うの知ってるのはよ!!」
マユリ「いや,あいにくだが私も知らんヨ…私の知らん世界にあっさり来た事に憤っているのだ」


マユリは一面銀世界の何もない不毛の大地を見回して嘆息するように言った。
雪が懇々と降り注ぎ皮膚を裂く様な寒さが襲う。体温を保つ鬼道を常時掛けねば
凍え死ぬほどのブリザードだ。そして,不可解なのは空……血の様に赤く星も雲も1つとない。


剣八「あ〜ぁ,血の色は平気だがこれだけ赤と白の世界じゃ気色悪いな」
マユリ「ほぉ,獣の割にはまともな事を言うじゃないかネ?」
剣八「うっせぇ,変態科学者」

マユリ「褒め言葉と受け取っておくヨ
科学者なら変態であるべきだからネ♪常人なんてくそ喰らえだヨ」


マユリは剣八の言葉に気分を害する事も無く楽しそうに言った。
マユリにとって「変態」などと言うのは普通とは違う才能と言う良い言葉なのだ。
それに気付き剣八は苛立ちで舌打ちをした。話していても面白くない相手だった。
二人が口喧嘩をしているとき霊圧が跳ね上がるのを感じる。
もう1人この世界に来た隊長格,朽木白哉の物だ。


カッ…剣八「何だぁ,この世界にも化物が居るのか?」
マユリ「居るじゃないかネ?我等もれっきとした化物だ」

剣八「ちげぇねぇ」


楽しそうに笑いながら剣八は勇み足で霊圧の元へ向かった。
限定霊印を押されていない隊長格たる白哉が霊圧をあげるほどの相手がここに居るのだと。


ザッ…白哉「虚…ではないな」
マユリ「……仮面も穴も無かった…かネ?」

白哉「あぁ…」



白哉の戦った生物が逃げていく時にマユリたちはその場へと到着した。
逃げていった生物は白い毛に覆われた赤い能面の様な顔の化物。
体つきは2m程度で霊圧は無く虚で言えば雑魚だ。それを六番隊隊長がしとめ損なった。
剣八は楽しそうだがマユリはこの世界の異常に驚嘆していた。






                                        END

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