二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D灰−game− ( No.12 )
日時: 2009/12/02 16:01
名前: 柚葉 ◆GYaO1T4UPk (ID: YUZdXVbt)

第八夜 『教団』

「君達が、新入団者だね?」

アルと星は、アレン達に案内されて指令室に入った。
中には、報告書やらなんやらが散らばっていた。
真ん中には、緑色のソファーが。
その向かいには机があり、白い服を着て眼鏡をかけた巻き毛の男が話しかけてきた。

アル「黒の教団の室長。コムイ・リー。リナリー・リーの兄で、重度のシスコン。」

星「シ・・・シス・・・コン・・・?」

星は、アルの言葉によりコムイにひき、顔が引きつっていた。
そして、それを見ているアレン達は苦笑していた。

コ「へぇ。僕の子と知ってるとわねぇ♪星君。アルちゃ(アル)「ちゃん付け・・・やめてくんない?」え?あっ!!うん。まぁ、ともかく歓迎するよ!!二人とも♪」

そういって、コムイは満面の笑みを浮かべていたが、アルは無反応。星は、まだちょっとひいていた。

そんな時。何かがなった。

ア「今の。何の音ですか?」

アルは、ポケットに手を突っ込み、何かを取り出した。

星「お前か・・・。」

アルは、出したものを見ながら頷いた。

リ「それ・・・何?ハムスター?」

アル「ハムスター型ロボット。」

そういって、リナリーにそれを見せる。

コ「それで、さっきの音は?」

アル「充電切れた。だから鳴った。」

星「充電切れたて・・・。」

星を軽くスルーし、ポケットから巾着を出した。
そして、その巾着からひまわりの種を出すと、ハムスター型ロボットの口に入れた。

ア「・・・って、何やってるんですか・・・?」

そう。他人から見たら、ただのエサやり
充電してるようには思えない。

リ「じゅ・・・充電してるの?」

アル「ひまわりの種型にしてあるだけ。本物のひまわりの種じゃないよ。中に、電気はいってるし。」

そうやって、食わせていってると、満タンになったのか音が鳴った。
そしてそのハムスター型ロボットは、アルの手を離れ、床に着地すると“ポンッ”という音がした。

全員(アルを除く)「「え?誰・・・?」」

目の前には、150cmくらいの少年が立っていた。

「マスター。伝言が届いています。」

アル「あ〜。後で聞く。」

星「って、お前は普通に話すなや!!」

星キョン・・・あんた。
どんな状況でもつっこみそうだね・・・
KYって言われない?

星「いや、言われへんけど・・・。」

そっか・・・

リ「アルさん。その子は・・・?」

アル「さっきのハムスター型ロボット。」

その言葉を聞き、全員。口が開いたままだった。

コ「これ・・・アルちゃ・・・君がつくったのかい?」

アルは、いつものように無表情で頷いた。

ア「凄いですね・・・。」

リ「名前とかあるの?」

アルは、首を横にフリ、「いつもNo.8674または8674(ハムナヨ)って呼んでるし・・・。」といった。

星「お前どんだけ作ってんや!!」

アル「暇だったら、作る。あんたの本能と似たようなもんだよ?」

ちなみに、コムイは結構興味を持ったらしく、ハムナヨ君すんごく見てます。
で。見られてる本人は、訳がわからないのか、首をかしげている。

アル「今度また見せてやるから、話進めろ。コムイ室長さん。ていうか、疲れたから早く寝たいんだけど・・・。」

コ「え?あっ。うん。わかったよ(ちょっと残念。)」

ちなみに、ハムナヨ君はハムスターの姿に戻って、アルの元に帰りました

コ「その前に。二人のイノセンスをみしてくれないかな?」