二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D灰−game− 13夜up!! ( No.29 )
日時: 2009/12/07 19:58
名前: 柚葉 ◆GYaO1T4UPk (ID: YUZdXVbt)

第十四夜 『結界』

「おい。あいつは、何をしていやがる。」

修練場に黒髪でポニーテールの青年が入ると、砂埃が少々立ち、真ん中でアルを中心として黒い模様がゆっくりと回っている。
彼は、その姿を見ている星を発見すると、話しかけた。

星「俺にもわからん。ま。結界はってるみたいってのはわかるんやけど。あんた、名前は?」

だが、彼は舌打ちすると、星から離れて座禅を始めた。
星は、目で辿りながら「無視か」と呟く。

「神田。神田 ユウって言うんだよ?」

いきなり、頭上から女性の声が聞こえ、頭上を見た。
そこには、黒髪の女の子が立っていた。

玖「はじめまして。私は、楓寡 玖兎。よろしく。」

星「俺は、竜崎 星や。よろしゅう。」

そういって、玖兎の方をちゃんと向き、握手をした。

玖「でも、本当に何してるんだろう・・・。ちなみに、名前は?」

そういいながら、玖兎は星の隣に座った。

星「アル。何考えてるかわからない奴や。」

玖「新人だよね?見ない顔だし・・・。というか、新人が一気にここのほとんど使ってるってどうなんだろう・・・。」

星は、「さぁ?」といって首をかしげた。
そうしてる間に、結界を張るのを済ませたようで、変な模様は消え、アルは星を見つけると近づき、頭をぐりぐりと踏み出した。

アル「お前何?ストーカー?」

足をすぐさま星は退けた。

星「ちゃうわ!!婦長&コムイに、お前見張っとけって言われたんや。さっきまで、貧血で倒れとおたのに、婦長を無視して行っちまうからや。」

玖「!?貧血って、大丈夫なの?」

アルは、玖兎のことを睨みつけるような目で見ると、「知るかよ。」と言って、そっぽを向いた
その時、玖兎は星がいった言葉通りだなと思った。

星「ちなみに、結界はってた見たいやけど何してたんや?」

アル「ストーカーがここに入ってこないように。」

玖・星「「ストーカー?」」

アル「ほら。さっき、俺がコムイに話してただろ?『センと名のる男を見つけたら、すぐに逃げるように言え』って。」

星は、さっきの場にいたのだが、玖兎はいなかった為、訳がわからなかった。

玖「センって誰?」

アル「知り合い。ノア。人殺し大好きな奴。頭いかれ野郎。シスコン(星)「またシスコンかよ!!」」

玖「この小説シスコン多いね・・・3人目?っていうか、あからさまに言い方酷くない?」

アル「気のせい。」

そして、そこにすかさず星は突っ込みを入れる。

アルは、神田を見つけるとそっちのほうに行き、何か話をしだした。


玖「か・・・神田と普通に組んでるなんてスゴ・・・。」

葵・ア「「普通じゃないですよ。アルさん絶対神田で遊んでますから。」」

いつしかこの修練場には、エクソシストが多く集まってきていた。
葵をはじめ、アレン、リナリー、未瑠来。
そして、葵の姉。黒髪ロングの黒雷 紅。神田と同部隊の黒髪のチャオジー。
もちろん、先ほどからいた星と玖兎もいる。

リ「遊んでるの・・・?というか、さっき星におんぶされてぐったりしてたんじゃ・・・」

星「知らんと言って、今は戻ってる・・・。」

紅「というか、倒れてた奴に・・・しかも、女に負けるって・・・。」

チャ「いいえ!!神田先輩は、負けな・・・い・・・かと・・・」

チャオジーは、徐々に声の大きさを小さくしていく。

アル「あ〜。なんか飽きた。」

そういって、たった一振りで神田が持っていた竹刀を飛ばした。
神田は、もちろん驚いた後。舌打ちをした。

星(さすが、プロ。あいつ絶対、上のほうなんやろなぁ。)

そんな甘い考えをしながら、ボーっとみていた。
当然の事ながらアレンは神田をひやかし、喧嘩が始まる。
リナリーは二人を止めようとするが、未瑠来に肩をポンっとおかれ、リナリーは二人に呆れた。
そうしてる間に、アルは離れた所で仰向けになり右腕を両目の上に置いていた。
それをみた紅が、「自由人なんだな。」というのを聞いて、星は思わず「あいつが、自由人?」と思わず呟いてしまった。

玖「星には、自由人には見えないの?」

星「ん?あっ。え・・・まぁ・・・(目そらし)あぁやって、やってるのも頭がいたむからやってるんやろうなぁっと・・・。って、あれ?自由人だ・・・。」

そんな風に言っていたら、アルが「もう、お前のことストーカーって呼んで良いか?竜崎 星。」と言った。

星「それは、やめて欲しいわ・・・(苦笑)つか、俺お前見とくようにコムイと婦長に・・・(アル)「はいはい。」聞く気ないな・・・」

葵「あっ。僕も、あなたの事そうやって呼んで良いですか?」

紅・星「「やめろ」」

葵は、もちろん紅に向かって、「わかりました」という。
そういって、そこにいた人物達は笑う。
アルは、隙間からその人物達を見ると、頭の中に罪悪感が広がった。
何故か。

ダ ッ テ 、 ヒ ト ノ エ ガ オ ヲ ケ シ テ シ マ ッ テ イ ル ノ ハ

  ジ  ブ  ン  ノ  セ  イ  ナ  ノ  ダ  カ  ラ