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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 《REBORN》 ∮+*鷲鳥幻想曲Ⅱ*+∮第二譜up!! ( No.35 )
- 日時: 2009/12/29 10:35
- 名前: 屡稀 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)
- 参照: ———それは取り戻せるかさえ分からない............儚き蓮華......
第三譜 幻想曲の舞
此処はジャッポーネ。
しかし今居る此処はジャッポーネとはかけ離れた様な土地だった。
一言で言えば、砂漠。
其処には人もいなければ家も無い、動物も居なければ植物さえない。
枯れた木さえも無くあるのはただ———砂。
そして僅かに浮いた骸骨のみ。
「此処ですか……あのリボーンが現在居る国は……」
其処には1人の少女がいた。
昔から住んでいる、と言う訳ではなくただ単にやって来た少女だ。
そして目の前には——————赤ん坊。
「待ってたぞ、〝キル〟」
「……その名前で呼ばれるのは久しぶりです……リボーン」
キル、と呼ばれた少女は少しクスクスと笑う。
リボーンはニヤッと笑ったままだ。
「また、任務を頼めるか?」
リボーンがふとキルに問う。
キルはふと無表情になって少し黙り込んだ。
そして、表情を戻して口を開いた。
「良いですよ……内容は分かります、私も一応一員なんで……構いません」
「そうか……これがアイツのデータだ、頼んだぞ」
リボーンは薄い本の様な資料を渡すとスタスタと去って行く。
キルはふぅ、と息を吐きながらその資料を読み始めた。
「〝沢田綱吉〟……おやおや、これは面白そうです」
キルはニヤッと笑うと資料をしまい、土地を出た。
左手には資料、右手にはトランクを持っている
「さぁて……働きますか」
ふとそう言ったキルから霧が出て来る。
次に視界がはっきりした時、もうキルはいなかった
第三譜 終
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