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杏里Ｓｉｄｅ
「あの、あなたは何で兵部さんの事を知ってるんですか？」
「あぁ、私はこのロリコンストーカのことは結構有名だからね」
「有名？」
「あぁ、犯罪組織“パンドラ”のボスだからね」
「えぇー！この人、犯罪組織のボスだったの！！＝危険じゃん！飛鳥ちゃんありがとう」
「別にいいよ。ロリコンストーカを倒すために来たんだし」
「マジ！なんか楽しそう♪私も手伝う♪」
意気投合した私と飛鳥ちゃんをみて、兵部（もう呼び捨てでいい）は、引きつった笑顔で、
「今日はこの辺で退散さしてもらうよ、じゃぁね、杏里に、飛鳥ち・ゃ・ん」
といって、兵部はテレポートで消えていった。

「あぁー、逃げられちゃったし」
と言う私に飛鳥ちゃんは、
「あなたの名前、杏里って言うの？」
「うん。そうだよ。杏里って読んでね」
「分かった。あんたの事みんなが探してたよ。バベルに戻るよ」
「え・・・。私バベルに戻りたくない・・・」
「いいから、行くよ」
と私の腕を無理やり引っ張って連れて行こうとするので、私は腕を振り払って、テレポートで逃げた。
飛鳥ちゃんごめんね！と言って。