二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 漆黒の使い者【REBORN】09話up キャラ応募くれた方へ ( No.128 )
- 日時: 2010/04/01 16:54
- 名前: 楓樺 ◆BH7oFB32Sc (ID: A2keqJ/o)
◆10 —修行編①〜ツナと唯織〜— ◆
リボーンに召集をうけたその日の夜。
唯織とツナは並盛山で特訓を開始していた
並盛山はツナがヴァリアー戦の時に修行していた所。
だからどこが迷惑な場所ではないかはツナがよく知っている・・・という訳だ。
「ふーん・・・。結構いい所っすねぇ。人への被害もないし」
「でしょ?ここなら集中して修行できるよね」
よかったぁ・・・。唯織さんここ平気そうで
ここじゃなかったら並中で修行しなきゃならなかったよ((汗
並中は雲雀さんがいるからできるだけ避けたかったんだよね
「あっそういえば・・・。唯織さん匣もらった?」
「ぼっ・・・くす?・・・あぁ!コレの事っすか?」
そういうと唯織はポケットから匣を取り出して言った。
ちなみに今回匣も使うという事はあらかじめリボーンに教えられている
「しかしこれどうにかして開けようとしたんすけど…開かなくて」
「あぁ!この匣は…」
そういってツナはリングに炎を灯してみせると
唯織はびっくりした顔でその炎を見つめる
「うわぁ…!!すげぇ…」
「それでこの匣の穴の所にリングを差し込むと…」
カチッと音がしたと思うと匣が開き、中から子ライオンが飛び出した
「ガルゥゥ…」
「うおっ!?ライオンっ!?」
「この匣はアニマル匣って言って中に動物が入ってるんだ」
ツナがそう自慢げに説明してやると唯織はへぇー…と興味を示したように
匣を見つめながら呟いた
「まずは…リングに炎を灯さなきゃね」
「炎を…?でもどうやって?」
「覚悟を炎に変えるイメージ…だよ」
「覚悟を…炎に…?」
俺の覚悟ってなんなんだ…?
生き延びること…?
……いいや違う。
俺の覚悟は…
禅を倒し、ボンゴレ10代目に希望の未来へ導くこと…!!
キランと唯織のリングが光ったと思うと
ボウッと赤黒い炎がリングに灯った
「……っ出た!!」
「うわぁすごいよ!俺は1時間も掛かったのに…たった5分程度でできちゃうなんて…!!」
「こんなの…まぐれっすよ!まぐれ!!」
正直嬉しかったけど、ボスに褒められるとなんか心がくすぐったくなって
正直な気持ちがいえなかった。
「じゃあその炎を匣に注入してみて?」
「は…はい」
カチッと音を立ててリングは匣に差し込まれた
パァァッと匣が光ったと思うと
匣から動物が飛び出したのが分かった
その動物はというと…
「……?ウキキッ??」
「えっ…?この声ってもしかして…」
「さ…猿ぅぅ!!」
少し黒が混じったような色の茶色の毛並み
長くのびる尻尾、大きな耳
丸くクリッとした瞳……
それは間違いなく…
猿以外の何物でもなかった訳で………