二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュラララ!! 題名未定 ( No.4 )
- 日時: 2010/03/22 16:45
- 名前: じしゃく。 (ID: iruYO3tg)
- 参照: 希依は臨也の事を「いざや」と初期では平仮名で呼ぶ
第3話 オリハライザヤ
「は〜。今日は泊まれるかなあ……」
希依はあの後、何もなかったかのように路地裏から出てきた
それに気付かないのは池袋らしいのだが
今日はまだ‘自分‘に対しての喧嘩しか買っていない、そのため野宿の可能性が出てきたのだ
勿論そんなの望んでない希依は急いで路地裏に戻り被害者がいないかと捜す
だが、そんなに居ないのか、溜息を付きながら路地裏から商店街に出る
すると、あらあら。よくある苛めがあるではないですか! と言わんばかりに女子の苛めを止めようと
近づいて行った
だが、ストップ。冗談で苛めごっこをしているかも。と思い少し様子を見ようとその場に座りこんだ
時刻はまだおやつの3時。まだ余裕が見られる
「クラス委員になったんだって? 偉ぶってんじゃないよ!」
「なんか言えよ、やっぱりコイツ変わってないじゃん?」
うわ、よくある苛めだ。希依は苛めを止めようと近づいた。だが、不意に肩を掴まれた
驚いて後ろを振り向くと自分より何十cmも大きな男が立っていたのだ
「苛め、やめさせに行くんだ。えらいね」
その人は希依の事を知っていて、昔からの友人のように頭を撫でてきた
ビクリっと驚き肩を上げ、誰ですか。なんて聞いてる暇はない、その人を後ろにつけたまま
ズカズカと前にでようと考えを変更した。はずだったのに
「はいはーい。苛めよくないねえ」
「へ!? あ、うっうん!! よくないよ、やめなよ!」
男の人が希依の肩を掴んだまま前に押しやると、そう言い希依も続けて言った
だが現代女子がソレだけで「はい、もうしません」と言うわけがなく反抗をしてきた
「おっさんには関係ないだろ!」
少女が男に反抗する。どうやら少女たちに希依は見えてないのだろうか男にのみ反抗をした
希依は頬を膨らませたが、まあいいいか。と済ませた
「そう、関係ない」
男が小さく……この場には合わない雰囲気で名前を希依だけに言った
「俺の名前は折原臨也」と希依は同じくらいの小さな声で「いざ、や?」と聞いたが臨也には聞こえてないのか
苛めていた少女たちに言う
「君たちには関係ないから、例え君たちがココでこの子に殺されようが致命傷を負わされるような事をされても関係ない」
「へ!? なんでわたしがころ……! もしかして、貴方」
少女たちを無視して希依は臨也に言う。臨也は気付いたか。と言った表情だ
「ストーカーさん!?」
「は? ち、違うよ。俺は情報屋の…「無視してんじゃないわよ」…仕方ないな、あとでゆっくり話そうか」
希依の発言に持ち前の冷静さを少し崩したが少女たちの言葉に自身を戻した
希依は、今日はこの人の家に泊めて貰おうと思っていた
「わたしを代わりに殴っていいよ、だからその子を返して」
「はあ? あんたM? Mなの?」
「違うって!! じゃあわたしを殴れたらその子は苛めてもいいよ、ただしわたしを殴れなかったらその子を返してもらうよ」
ニコニコしながら希依は言う、臨也は「セコい条件だなあ」と言うが気にしていないのか希依は
女の戦場へと足を向けたのだった
「はーい、一発目〜ぇぇぇええええええええ!!」
「ほいっと! 遅いよ、お姉ちゃんたち」
少女の一人が希依に目掛けてゆっくりめのスピードで殴る振りをしたつもりなのか
最後の言葉は勢いあまり大きな声を出した
だが希依にはソレが分かっていたのか軽々と避けた
「あれって園原さんじゃない!?」
「え? あ、本当だ! そーのはらっさ〜ん!」
苛められていた女の子の名前は園原。というらしい
希依は園原さん。と呼ばれた子が逃げれるスペースを確保してやると園原はそこから
友達だろうか短髪で黒い少年と金髪の少年の元にかけて行った
そのさい礼儀正しく一礼をし「ありがとうございます」と言った
(まだこっちの喧嘩は終わってないっつーの!)
(うわっ! 危なーいというか、いざやさんも何か言って下さいよ!)