二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュラララ!! 題名未定 ( No.5 )
日時: 2010/03/22 18:13
名前: じしゃく。 (ID: iruYO3tg)

第4話 帰り道は決まった

園原が苛めから開放されたのでひと段落。と思ったのも束の間
今日はやる事がいっきに来るなあ。と面倒くさそうに息を付くと少女がまた殴りかかってきた
勿論、弱く遅いパンチを避けられた

「俺さ女の子を殴る趣味はないんだけど…「今はそんな事言ってる場合じゃないですよ! 逃げますよ!」…え? あーうん」

臨也が手首をクルクルと回しながら言おうとしたのだが希依によりソレが阻止された
それに希依だって女の子を殴る趣味は無いのだから、今回は圧倒的なこちらが不利だ



        ◆         ◆          ◆


ここは先程の商店街通りではなく御洒落なカフェで、その奥の隅で希依と臨也はいた
臨也は優雅に珈琲を飲んでいるが希依は珈琲が苦手なのか口につけていない

「さっきも言ったけど俺の名前は‘折原臨也‘23歳の‘情報屋‘」
「ストーカーじゃないーって言いたいんですか?」
「……だから、そうだって。それに俺君に興味あるんだけど」

急な展開に流石の希依も付いて行けずに「ゆっくり話してください」と言った
臨也の話をまとめると希依の情報が何一つ出てこなく興味を示した。という事だ

「で、君を俺の家に招待するよ」
「はい?」

軽くジャケットプレイ(ジャケットを軽く肩から外すこと)をして言うが希依には今一伝わらなかったらしく
もう一度一から説明をしてやると希依は理解をしたのか、左手をパーにし右手をグーにしてそれをポンッと手に置いた

「つまり俺は君に同居する許可をしたというわけ…「ウザいですよ」…はは、褒め言葉」

頼んでおいてその態度は無いんじゃないかな。と思い希依は言ったのだが臨也には
それが褒め言葉に聞こえたらしい(けして末期ではない)

「でもわたし、お金持ってないよ」
「そのへんはいいよ。俺、結構金持ちだし」
「そ、そうですか……じゃあお願いしちゃおうかなー」

案外あっさりと決める希依に少しばかりの同様を見せるが自分の要求が叶い
笑ってみせる臨也の表情を希依は安心させた