二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN!!●・。夢小説。・●((四話up ( No.14 )
日時: 2010/04/08 16:40
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

五話 「ブレッツァの牢獄知る!!」

「実際、私は敵マフィアから逃げてきたんだよ」(梨瀬琉)
「敵マフィア……」(リボーン)

梨瀬琉はコクリと頷く。
確かに、梨瀬琉の腕や顔、足などには傷が残っている。
だけど、何故か薄い。
その理由は、誰にもわからないが。
そんな中で、梨瀬琉の顔が曇る。

「私は、ブレッツァの牢獄に入れられた」(梨瀬琉)
「ブレッツァの牢獄……」(リボーン)
「何それ……、ブレッツァの牢獄?」(綱吉)

——————
「お前達は……、やはり私の力を狙っているのか?」(梨瀬琉)
「当たり前だ。俺達のボスはそれを望んでいる」(敵)

梨瀬琉は、敵を睨む。
ここは、敵のアジト。
梨瀬琉は、敵のアジトに乗り込んだのであった。
しかし、あえなく見つかったという結果である。
もう、後はない。

「もう逃げ場はない、か……。お手上げだよ、でもいつかは……な」(梨瀬琉)
「素直に最初から、認めておけばいいものを……。まぁいい、お前が逃げることは不可能だ」(敵)
——————

「ってわけだけど?」(梨瀬琉)

——こいつ、本当に強ぇのかよ!?
ツナは思った。
梨瀬琉はギロッと、ツナを睨む。
ツナは、ヤバいと思いフイッと、違う方向を向く。
やはり、ツナは改めて思った。
——結局、ブレッツァの牢獄については、何も無しかよ!
それから、結局はブレッツァの牢獄のことについて、何も言ってくれなかった。
梨瀬琉は、眠かったのか話が終われば、すぐに眠ってしまった。
ブレッツァの牢獄については、リボーンが教えてくれた。

「ブレッツァの牢獄は、鉄格子ではなく、強化ガラスで出来た牢獄なんだ」(リボーン)
「鉄格子じゃない……?」(綱吉)
「はい。そして、普通の牢獄ではなく、天井まで水が溜まった牢獄なんです」(獄寺)
「水……」(山本)

その場には、沈黙という空気が流れた。
誰も口を開こうとしない。
理由はただの、たったの一つ。
“ブレッツァの牢獄”という残酷な戦場に、梨瀬琉が入れられていたということ。
梨瀬琉にとっての幸せ、それが真実。
だけど、その幸せは、梨瀬琉自身にしか分からない。
そんな中で、梨瀬琉は戦っている。
自分の心と。自分の精神と。
一人で、孤独の中で、必死に。










——梨瀬琉にとっての、幸せとは何か。