二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: REBORN!!●・。夢小説。・●((七話up ( No.32 )
- 日時: 2010/04/14 21:03
- 名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)
十話 「梨瀬琉の力、知る!!」
「分かったか? 私の能力、そして私との力の差」(梨瀬琉)
「よく、わかったよ……」(綱吉)
「梨瀬琉の力は、無敵と言ってもいい能力だ。この力は、梨瀬琉以外に居るか居ないかだな」(リボーン)
リボーンが、あっけにとられているツナ達に言った。
梨瀬琉はそれを、当たり前のように聞いている。
それが、ツナ達にとっては、不思議に思えた。
しかし、梨瀬琉の理性は保たれたままだ。
その力というのが、梨瀬琉への影響を及ぼすかもしれない。
それが、梨瀬琉の運命だと言うのが、改めて分かった。
「この力を狙う者は多くいる。……、私はイタリアから逃げたきたと言ったな」(梨瀬琉)
梨瀬琉が真剣の表情になる。
ツナ達は、静かに頷いた。
不良みたいで怖い印象の梨瀬琉だけど、裏腹に辛い現実に呑まれている。
決して逃げることの出来ない、悲しいこの現実。
今にも逃げ出したい気持ち、それはツナ達に分かりなんてしない。
だけど、同じ能力を持つ仲間だから、分かろうとする気持ちが生まれる。
「実際、この力を“狙っている奴等”から、逃げてきたんだよ」(梨瀬琉)
「それだけ、珍しい能力なんだ。それに、梨瀬琉は全体的に能力が高い」(リボーン)
「頭が良いとか?」(綱吉)
「運動神経いいとか!」(山本)
「ッスかね……?」(獄寺)
ツナ達の質問に、リボーンがコクリと頷く。
梨瀬琉はただただ、話を聞いていた。
リボーンの、梨瀬琉の話は次の休み時間にも及んだ。
それで知ったのは、初代ボンゴレファミリーにも“自然”の守護者も居たということ。
この力を狙うのは、色々なファミリーだということ。
力には、色々な属性が入っているということ。
“ただこの世に存在する真実を知り、この世の真実を見守る神のような自然”ということ。(?)
ツナ達は初めて、梨瀬琉の力を深く知った。