二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.12 )
日時: 2010/06/12 17:16
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)


春之陣
  八.    試練開始
《じゃあ始めようか。》
「かってにしやがれ。俺は早く戻って皆と笑い合ったりしてぇんだ。」
≪強情だなぁ・・・・昔、ココに居た奴と一緒だ≫
と心内桜は思う。
《まぁいいや。第一関門ヒントは

    アンタが殺してきたミンナだから。》
「つーか何匹殺したかなんて知らねぇよ。」
《えぇー・・・まぁ壱〇〇〇〇人》
「殺そうか手前も。」
《・・・じゃあ其処の扉開けろよ。》
「逆ギレww吹いたww」
《さっさと行けぇ!!!!!》
と何か蹴られた。
「っぶっ殺す!!!!!!!!」

と最後の咆哮的なものは桜聞く耳持たずに寝やがった。

「ってぇ・・・・」
どーやら頭を打ったらしい。それも後頭部。
【あん時の仕返し・・・させてもらうぜ!!】

「あーそうか。全員浪士か。無様。」

【【アンタムカつくなぁ!!!!】】
「えー・・・だってそうだろうが。ってコッチは時間ないんだけど。」

瞬時髪が白くなる。深紅に染まった暁の瞳。

『じゃあ・・・・手前ら覚悟はしてるんだろうな・・・?』

空気がさっきの空気と違く、凍てつき、肌に突き刺すような冷気

≪へぇ・・コレが“春頭 薙淺”の“冷霊”の“死”と“鬼神”かぁ・・・見どころ満載だね。。。でも冷霊って死にかけないっけ?≫

と桜は不意思った。

____冷霊・・・かつては八岐大蛇等のアレで桜は記憶している。

その能力を持った者は

羅刹の力、鬼神の力を得る。


≪羅刹は聴いていたけど・・・鬼神、ちょっと鬼と関わっちゃってるかな・・??≫

「っ(使いたくないんだよな・・・冷霊・・・」
【さっきの勢力は何処n・・・グアァァァッ!!!!】
[勢力・・・?はっんなもんとうに出てるが?]

とうとう使ってしまった。

冷霊。

だがこのまま羅刹を解くわけにもいかない。

蒼白く髪は染まり藤色に染まった眼。。。

こうして見ると弐〇の時を思い出す。

あの時は・・・多摩藩に居たころだな・・・

『そっちこそ・・・どうしたんだ?勢力どころか勢いが見えねぇが?』
【っ小娘一pガァァァァァッ!!!!!】
『あっれー・・・?俺、言ったっけ?誰にも言ってねぇんだけど?ぶっ殺されてぇのかぁ?』

と一気に五〇〇〇は逝っただろう。

『後先に死にてぇ奴・・・前に来い!!!!』

と残り殆ど斬った。

『あと・・・貴方だけか・・・父上!!!』
【私を覚えていてくれるとはな・・・感激するぞ。】
『感激しても何も出ませんよ』
【ふん・・・下らんな。・・・まぁ御前は死ぬ。】
『それはどうでしょうね・・・父上?』
【なんだと・・・?】
『ほら・・・首元と眼、あと肩胛骨・・・』
と指をスッと突き刺すと
氷・・・否、冰と霊魂の固まりを鋭くしたものがあちらこちらに散らばっている。
【これは・・・陰陽の技か。】
『ちょっと・・・新人陰陽師に・・・まぁ危険な技の所を冷霊で押さえていますがね。』
【成程・・・】
『さて・・・もう終わりですね。』

と指をまた突き刺し俺の親父はさびの匂いを残し、倒れた。
《凄・・・い》
『で、どうなんだ。』
《合格さ・・・もう俺の全ての試練しなくてもいいぐらい・・・でも駄目。ほら、もたもたしないで次の試練いくよ。》
『チッ・・・わーったよ。・・・所でアンタ。本当に一体何者だ?』
《・・・桜の精。っていっても無駄みたいだね。本当は・・・・君の・・・さ。》
『きこえねぇよ。』
《まぁいいから、な?》
「うざっ」


待っていて・・・

今、

一秒でも早く君へ急ぐから。。。







沖田。


春之陣
   九.   幻影。 に続く