二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン3 〜最強少女と世界のプレイヤー達〜 ( No.7 )
日時: 2010/07/11 18:08
名前: さくら (ID: 50PasCpc)

『ふぅ…』

溜め息をついた後に、思わずやってしまった、そんな感じの顔をした少女。


『すっ、すみませんでした!練習の邪魔しちゃって…』


即座に謝る彼女に、フィディオは微笑む。

「気にしないで、大丈夫だから。」

そんな彼に、少女は安堵したように溜め息をついた。


「君、サッカー凄い上手いんだな!」


これでも俺たち、イタリア代表チームなんだけど、とフィディオは苦笑する。

「サッカー、やっているのか?」

そうフィディオが問えば、少女はさぞかし嬉しそうに笑って、
『はい、大好きなんです!!』と答えた。


『でも、前に足を壊しちゃって。それ以来ずっとやっていなかったんですけど、』

「へぇ、足は治ったの?」

『はい、おかげさまで。』


楽しそうに笑う少女を見て、フィディオは何かを感じた。

(あれ、可笑しいな…、急に胸が…)

苦しい。
これが何故なのかは、フィディオ自身まだ分かっていなかった。


「俺、フィディオ・アルデナ。君は?」


自分の気持ちを落ち着かせるためか、話題を変えようとフィディオは少女に名を聞く。


私?私は…—

『サクラ。サクラ・フルールです。宜しく、フィディオ君』

「あ、俺の事、フィディオ。フィディオって呼んで。あと、敬語なんか使わない!!分かった?」

『は・・・うん!!』