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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン3 〜最強少女と世界のプレイヤー達〜 ( No.14 )
- 日時: 2010/07/15 19:27
- 名前: さくら (ID: 50PasCpc)
「さぁ、全世界が注目するサッカーの祭典、FFI世界大会!」
会場は歓声に包まれた。あの時よりも、大きく。
『予選を勝ち抜いた強豪10チームが、世界の頂点を決める…』
サクラは一人呟く。
誰に向けて言ったわけでもなく、自分に向かって呟いたのか。
「実況は私、マクスター・ランド。
解説は元ヨーロッパリーグMVPストライカー、レビン・マードックさんでお送りします」
「宜しく」
マクスターの説明とともに、次々と選手が入場してくる。
ブラジル代表、ザ・キングダム。
イタリア代表、オルフェウス。
アルゼンチン代表、ジ・エンパイア。
イギリス代表、ナイツオブクイーン。
コトアール代表、リトルギガント。
アメリカ代表、ユニコーン。
そして、日本代表、イナズマジャパン…
「さぁ、いよいよこの強豪10チームが激突します!
世界の頂点に輝くのは、どのチームなのか?!」
突然、サクラの携帯が鳴る。
『もしもし、』
「久しぶりだな、サクラ君。」
何の用ですか。
サクラの声が冷ややかなものに変わる。
その冷ややかさの中には、どことなく威厳というものも感じられた。
「冷たくなったものだ」
ふっふっふ、と気味の悪い声がサクラの耳元で響く。
『…私は暴いてみせる、この大会の裏側を。』
「そうか、精々頑張りたまえ」
ブツリと携帯が切れ、サクラは携帯をしまう。
『……ガルシルド、可哀想な人。』
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