二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン3 〜最強少女と世界のプレイヤー達〜 ( No.20 )
日時: 2010/07/16 20:28
名前: さくら (ID: 50PasCpc)

一方、パーティ会場ではエドガーと円堂の勝負が行われ、
エドガーが自身の必殺技を放ち、イナズマジャパンを驚かせていた。


『…着いたは着いたけど…、時と場所を考えようよ…』

小さく溜め息をこぼしたのは、サクラ。
彼女は未だに普段着のままだ。これは着替えないとまずいだろう。


「サクラ様、ようこそ」

『あぁ…セバスチャン…』

どうかしました?、と声をかけてくれるセバスチャンに、
サクラは呆れ気味に溜め息をつく。


『…何でこんな状況になっちゃったんですか』
「まぁ、色々ございまして…」
『大変だね、セバスチャンも。』
「慣れていますので、大丈夫です。」


もうここまでくると、セバスチャンが可哀想に思えて仕方がない。
俗に言う、苦労人というものだろう。

『着替えたいんだけど、どこで着替えればいいかな?』

すると彼(セバスチャン) は、「此方に部屋がありますので、そこでよろしいでしょうか」と疑問系で返してきた。
疑問を疑問で返すな。

『じゃあ、そこを貸していただきますよ〜』

彼女は指定された部屋まで歩き始めた。
すると、突然

「サクラ!!」

サクラを呼ぶ声がした。






























『え?』

そう声を漏らした時にはすでに誰かに抱きしめられていた。


「サクラ、来てくれたんだな」
『…エドガー、』

彼の長い髪の毛が、頬にあたってくすぐったい。
とりあえず、離してもらおう。


『エドガー、とりあえず離していただけませんか?いや、離して下さい。マジで。後で相手になるから』

すると、エドガーは名残惜しそうに彼女を離す。
サクラはそんな彼に、優しく微笑む。


「あ——っ!サクラも来てたのか!!」

サクラが振り向けば、円堂が此方に走り寄ってきた。

『さっきぶり、円堂君』
「何だ、言ってくれれば一緒に行けたのに」
『いえ、それだと彼女に悪いから』

そう言ってサクラが向いた方向には、先程のドレスの女の子…、秋が見えた。

「何で秋に悪いんだ?」

円堂がそう聞けば、サクラは驚きの顔を見せ、
『え、気付いてない?』と逆に疑問系で返す。

円堂は頭にクエスチョンマークを浮かべ、唸り始めた。
サクラはそんな円堂の様子に思わず苦笑する。


「サクラ、知り合いだったのか?」

エドガーの質問に、サクラは
『知り合い…ていうか、友達かな?』と答えた。

「そう、か…。それよりサクラ、どこか行くのでは?」
『あぁ、そうそう。着替えたいからどこか部屋を借りようと思って…』


案内します、と綺麗に笑ったエドガーに
サクラは『お願いします』と頼む。

『じゃあ円堂君、また今度』

「あぁ、じゃあな!!」