二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン3 〜最強少女と世界のプレイヤー達〜 ( No.24 )
日時: 2010/07/18 17:04
名前: さくら (ID: 50PasCpc)

『ナイツオブクイーン…
 攻撃的な布陣で相手を切り崩し、ダイナミックに攻めていく…。
 イナズマジャパンはどんな戦いを見せてくれる?』

ね、お爺さん?
そう声をかければ、隣に老人は黙って此方を向く。

「そうじゃな…、こいつ等はこの試合で一回り強くなる。」
『試合の中で進化し続ける…か。
 だからこそ私は、イナズマジャパンに惹かれたんでしょうね』

そう言って選手たちイナズマジャパンを見つめるサクラ。
老人も、同じようにグラウンドを見る。


『あ、』

「…今度は何じゃ?」

『分かった、お爺さんロココ君たちの監督ですよね。
 何処かで見たことあると思ったら…』


一人で納得しポンと手を叩くサクラに、老人は溜め息をついた。

『そんな盛大に溜め息つかないでください。泣きますよ』

老人は彼女の性格に呆れたのか、今度のサクラの発言を完璧に無視した。

『…釣れないな』


そう言って老人に目を向けるサクラ。
その瞬間に、エドガーの声がスタジアムに響いた。

「エクス、カリバーッ!」


「出たー!エドガーの必殺シュート、エクスカリバーだぁ!!」

円堂の瞳に、エクスカリバーが映る。
「止めろ、円堂!」と鬼道の声が円堂には届いた。
(このシュート、絶対に止めて見せる!)


「…くっ、壁山!」

チームメイトの名前を呼べば、壁山は自身の必殺技、ザ・マウンテンで止めようとする。
しかし、エクスカリバーの威力の前に吹き飛ばされてしまった。

「キャプテン頼むッス!」
「おう!いかりの、てっつい!!」

渾身のいかりのてっついで、シュートは止められた。

「なんと!エクスカリバーを防ぎました!!」


これには、少なからずエドガーも驚いていた。
声にならない驚きを見せ、ぽつりと呟いた。

「私は負けるわけにはいかない…サクラの為にも、」


すると突然、ナイツオブクイーンの監督、アーロンが声を上げる。
「行け!完全無欠のナイト達よ!」

エドガーは、それを待っていたかのように手を上げた。

これから起こる、とある"タクティクス"の為に。