二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 。+゜番外編No.1゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.58 )
- 日時: 2011/08/12 23:52
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
では!参照1000超えを記念した小説を書こうと思います。
・・・・・・・の、前に。。。
!注意!
・この小説はオリキャラを含んでいます。
・登場人物は出来るだけ多く書きたいなと思います。
なので、ちょっと長編になるかも・・・?
・まだホムンクルスは滅びていない。
・更新が遅くなるような気がします・・・。orzスイマセン
・★オリキャラ紹介★
フライ・ホークアイ
別名(二つ名)『最強の錬金術師』
リザ・ホークアイの姉。
第一印象は「私。」
冷静沈着なリザと違い、とても明るい性格。
いわゆるポジティブ。
髪は黄色がベースで、オレンジ色が少し入っている。
どちらかと言えばショートカットで、肩につくかつかないかぐらい。
いつも水色のマントを羽織っており、後ろにはフラメルと『The strongest Alchemist』と書かれている。
階級は准将で、尊属の部下はなし。
基本的一人が好きなので部下に縛り付けられるのは嫌らしい。
自由人・・・・。
イシュヴァール殲滅戦に参加している。
が、リザやロイ、ヒューズとは対面していない。
リザは生き別れになった実の妹。
まだロイが父の弟子になっていなかった時に、突如姿を消した。
理由はリザと父に少しでも楽をしてもらおうと思い、自ら軍人となった。
そのころ女軍人は1万人に1人と言う割合ぐらい少なく、しかも錬金術師の女軍人はフライが初めてだったので軍の中では有名となった。
ちなみに今でも女の国家錬金術師はフライを含め、5人しかいない。
その中で一番成績が良く、皆に好かれているのがフライ。
では、説明は以上にして、そろそろ始めたいと思います。
- 。+゜番外編No.2゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.59 )
- 日時: 2011/08/13 18:20
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
「フライ・ホークアイ。あなたは今日から国家錬金術師とし、二つ名を与えます。」
「ありがとうございます。」
「あなたの二つ名は、最強。」
「・・・・・・・・!!!!?!」
「最強の錬金術師。」
「な・・・!?」
その言葉に唖然とするフライ。
`最強´
その言葉を手にすることが出来るのは、後にも先にも一人だけだった。
フライは、そんな二つ名がいやだった。。。。
- 。+゜番外編No.3゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.60 )
- 日時: 2011/08/13 23:06
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
「ねぇ兄さん、知ってる?」
「何がだ。」
兄さんというこの者は、体が鎧に包まれている皆さんおなじみのアルフォンス・エルリックであった。
対する兄さんと呼ばれた者は、通称『鋼の錬金術師』で知られるエドワード・エルリックである。
二人は今、中央の拠点である中央司令部の中をうろついている途中であった。
「ここ最近でね、なんかすごい噂がたってるんだって。」
その言葉に足を止めるエドワード。
「すごい噂?」
「うん。しかも錬金術師に関係のあること。」
「へぇ〜。で、なんなんだ?その噂ってのは。」
感心しているのかしていないのかという素っ気無い態度で聞くエドワード。
止めていた足もまた歩き始める。
「最強の錬金術師。」
「!!!?!!?!?!?」
しかしアルフォンスの一言で、また立ち止まった。
「最強の錬金術師・・・・!?」
「うん・・・。僕もあんまりしらないんだけどね、とにかくすごいらしいよ。大佐よりも階級が上なのに、大佐より若い・・・・とか。」
「なるほどな・・・。でも、それだったらもしかすると賢者の石のこと。何か知ってるかもしれないな。」
兄の言葉に頷くアルフォンス。
「だからさ、一回大佐の所に行ってみようよ!デマかもしれないから。」
「ああ。くそ大佐の所に行くのは気が引けるけど、しかたないか。」
- 。+゜番外編No.4゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.61 )
- 日時: 2011/08/13 23:33
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
「・・・・・・・・で、だから私のところに来たのか。」
呆れつつもエドワード達の話を聞いていたマスタングは、はぁとため息を漏らした。
「ああそうだよ。」
こちらもフンと顔をそむけるエドワード。
「もう兄さんったら・・・。大佐。ことことは本当なんですか?」
真剣な顔つきで聞くアルフォンス。
「・・・・。でまかせだな。」
「「!!!!!!」」
その言葉に衝撃を受ける二人。
「なっ・・・なんでそんなことが言えるんだよ!!!!」
バン!と机を手のひらに叩きつけるエドワード。
アルフォンスも納得がいってない様子だ。
「よくよく考えてみろ。私よりも階級が上で、そのうえ歳も若いだと?私がこの歳で大佐になった時、瞬く間に全軍司令部に噂が伝えられたんだぞ。なのにその噂の奴は、噂どころか聞いたことすらないんだぞ私は!?」
マスタングの意見にもっともだと頷くハボック達。
・・・ただ一人、中尉を除いては。
「そりゃあなんか色々小細工したんだよ!!軍の将軍となったらそんぐらい可能だろ!?だから無能無能って言われるんだ!このくそ大佐!!!」
対するエドワードも意見する。
「あ、じゃあ中尉はどう思います?」
いきなり話をふられた中尉はいつもの冷静な顔ではなく、少し驚いた顔だった。
「え・・・・・わ、私?」
明らかに動揺しているのを、マスタング達はおろか、エドワード達も不審に思った。
「中尉・・・。どうしたんですか?」
アルフォンスが優しく声をかけるが、その言葉すら耳に届いていないようだった。
「・・・・・・・ごめんなさい、少し席を外すわね。失礼します、大佐・・・。」
顔色が悪いまま、中尉は出て行った。
「・・・中尉、大丈夫かな・・・?」
エドワードの言葉に周りにいた皆も心配そうに中尉が出て行ったドアを見ていた。
「・・・・・まさか・・・・・・・・・・。」
中尉は一人、エドワードたちが話していた言葉を復唱するかのように頭の思考をぐるぐると回転させていた。
「赤い髪だったり黄色い色の髪だったり、なんか一瞬のうちにして変わるらしいです。」
「歳は大佐よりも若いらしいな。」
「・・・・・・・・・・・まさか・・・・!!!!!!!」
—「フライお姉ちゃん・・・・!?」
- 。+゜番外編No.5゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.62 )
- 日時: 2011/08/14 23:14
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
最近夜でupするのが増えたような気がします・・・・ww
以上、チビッターでした(ry
「・・・・・・・え〜っと・・・・。」
中央の道の真ん中で、一人の女性はたたずんでいた。
「・・・・ここ、どこ?」
まぁつまり、迷子と言うわけだ。
「はあー・・・・っ。まいったなあ・・・。」
長いため息をしながらとぼとぼと歩く。
下を向いて歩いていたため、女性はすぐ前に人がいたのを知らなかった。
ドンッ!
「あっ!す、すいません。ちょっとよそ見をしていたもので・・・・・。」
素直に謝る女性。
その言葉に紳士的な態度で答える女性にぶつかった人。
「いえ、大丈夫です。 それより貴女、なにかお困りごとでも?」
その言葉にえ?と顔を見上げる女性。
「私は軍の者です。しかも、こんな美しい貴女をそのまま見捨てるわけにはいきません。・・・・・どうか、私に話してくださいませんか?」
見つめ合った二人。
歯車は—
今—
くるくると動き始めた—
序章—
- 。+゜番外編No.6゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.63 )
- 日時: 2011/08/16 10:43
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
「な・・・・。」
ロイ・マスタングに写ったその女性は
あの補佐に似ていた
そう、まるで姉妹かの様に—
(・・・・なんて、悲しい色をした瞳・・・・。)
女性はマスタングを見て、一番最初にそう思った。
そのココロはもろく、とても傷つきやすい
そう、まるで—
この、私のように。
- 。+゜番外編No.7゜+。ver.参照1000超え!!!! ( No.64 )
- 日時: 2011/08/17 22:02
- 名前: 遥菰 (ID: UlJE/3RE)
「あ・・・ところで貴女は一体なんでこんな所にいるんですか?」
思い出したかのように聞くマスタング。
心の中では実はめちゃくちゃ面食らっているが。
「そうなの!実は中央司令部に行きたくて・・・・・・・。」
と思い出したように言う女性。
「はあ・・・。」
「あなた、軍の上層部の方と思うんだけど・・・違う?」
「いえ。その通りです。」
「よかったら道案内・・・・頼んで良い?」
そう聞く女性にもちろんと答えるマスタング。
「あ、そういえば名前・・・聞いていませんでしたね。」
「私の名前?」
女性の顔が少し曇ったのは、気のせいだろうか。
「私の名前は、フライよ。」
「私の名前はロイ・マスタングです。」
お互いに名前を交換して、二人は歩き出した。