二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森 平和の終焉 ( No.38 )
日時: 2010/09/16 17:46
名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: 3IH6VK8y)

第7章 合流 (1−2)

ロブストが目を覚ますと両腕を縛られている感覚がした。周りを見回すと、いつもの仲間がいなかった。両腕はヒモで縛られていることがわかった。自分のいるところを見てみると、ここはどうやら牢屋であることが判明した。彼はとりあえず立ち上がった。立ち上がることはなんなくできた。そして格子の隙間からほかの場所を見てみた。同じ牢屋がいくつか見えた。

「おい!大丈夫か?」

彼は試しに向かいにある牢屋に話しかけた。

「私は大丈夫よ。」

正面の牢屋からビアンカの声が聞こえた。そして、ビアンカが両手を牢屋に出してきた。

「あれ?君は縛られていなかったのかい?」

ロブストは聞いた。

「ふぅ・・・」

彼女はナイフをスカートの中から出して見せた。

「映画でよくスカートの下に武器を隠しているってのに触発されたの。まさかこんなカタチで役に立つとは思わなかったわ。」

ビアンカがため息をついた。すると、足音が聞こえた。ロブストと彼女はすぐさま戻った。そして、足音がだんだんと近づいてきて・・ピタッと止まった。そして、ガチャンという大きな音が聞こえた。

「大丈夫でござるか?」

足音の正体はモモチだった。彼はロブストの両腕を縛っている縄を切った。そのため、彼の両腕は自由に動かせた。

「ありがとう。」

「お礼はいいでござる。君たちの仲間は助けた。みんな無事でござる。」

ロブストはモモチの言葉にホッとした。

「向かいにビアンカがいるから助けてやってくれ。」

ロブストは頼み込んだ。モモチはすぐに向かいの牢屋の錠を開けた。そして、ロブストとビアンカに、第4章で持つことにした武器とバックパックを渡された。そしてモモチのあとをついてくることにした。