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第８章　サバイバルバトル （４−９）

黄色の扉　モモチ編

モモチは、クナイを握り締めて部屋に入った。

「やっぱり来たんだね。モモチ君。」

彼は部屋の真ん中に人がいるのを感じた。よく見てみると、ラケット（リセットの弟）がいた。

「やっぱり、兄さんに逆らうんだね？」

ラケットは、マシンガンを構えた。

「拙者はもう人を騙したくないでござる！これは罪滅ぼしでござる！」

モモチはクナイをもう１本取り出した。

「そうか、残念だよ。」

ラケットが言った。そして彼よりも先に、モモチがクナイを２本投げた。ラケットはマシンガンを撃ってクナイを弾いた。彼はマシンガンをモモチに向けて連射した。モモチは忍者のように部屋を縦横無尽に走って全て回避した。やがて、マシンガンは弾切れを起こした。モモチはラケットの後ろに回りこみ、後ろ首にチョップを叩き込んだ。ラケットはそのまま倒れこんだ。

「みね撃ちでござる。」

ラケットは動じなかった。モモチは、彼のズボンのうしろポケットに入っていた鍵を引き出して、もう１つあった扉に鍵を差し込んだ。そして、扉が開いて長い階段が出現したので黙々と上り始めた。