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第８章　サバイバルバトル （７−９）

茶色の扉　ヒャクパー編

ヒャクパーは、銃も構えないでずかずかと中に入っていった。

「待ってたわよ。ヒャクパー。これも何かの宿命かしらね。」

ヒャクパーは聞き覚えのある声にびっくりした。

「あなた、まさか・・・アンヌちゃん？」

少し間をおいて彼女は聞いた。

「そうよ。久しぶりね。何年ぶりかしら？ヒャクパーちゃん。」

アンヌは姿を現した。

「あなたがここに来るということは・・」

彼女は持っていた小型のバッグから鍵を取り出した。

「この鍵を使って上に・・」

すると、アンヌの手がだらんと垂れてそのままうつぶせになった。ヒャクパーはびっくりして駆け寄った。
傷跡か何かないか探してみると、ダーツの矢みたいな
ものが背中に刺さっていた。普通に息をしていて、寝息が聞こえた。彼女はラッキーと思いながらも鍵を拾って扉を開けて上に続く長い階段を上り始めた。

「ふふふ、これであと２人・・・皆生き残って上へ行ってもらわないと困るさかい。様子をもっと見させてもらうで。」

謎の関西弁を喋る人は言って闇に消えた。