二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どうぶつの森 平和の終焉 ( No.6 )
日時: 2010/08/16 13:35
名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: xhJ6l4BS)

第2章 猶予 (2−2)

7月7日 天候 晴れ 20:30

ロブストは、たぬきちから赤い短冊を買って願い事に悩んでいたところであった。無論、ほかの住人も悩んでいた。住人たちとは21時に役所の前で集まることになっていた。なぜなら、竹が役所前に掲げられているからだ。さんざん悩んだ結果、短冊にサラサラと自分の願い事を書いて家を出た。そして役所に着いた。自分が一番だと思っていたが、アデレードが短冊を隠すように抱きかかえて待っていた。

「や、早いね。アデレードさん。」

彼は手をふったが彼女は手を振らなかった。ただ、おじぎをした。

「アデレードさんは、何をお願いしようと?」

彼は聞いた。

「わ、私は・・その・・・」

彼女が顔を赤らめたところで、住人が集まってきた。

「やっほーお待たせ〜!」

ヒャクパーが大きく手を振ったので、ロブストは返したがアデレードは返さなかった。そして皆で各々の願い事を書いた短冊を竹に吊るしていった。すると、

「ちょっと、みんな見てみなさいよ空を!」

ビアンカが言ったので、皆は空を見た。空にはなんとも美しい天の川がくっきりと見えていた。そして皆満足した所で帰っていった。

・・・ちなみに、皆の願い事をこっそり紹介。

ロブスト 皆といつまでも友達でいられますように

ニコバン 怖いものをなくして欲しい

リッキー かっこいいアクセサリーが欲しい

ロボ 本物の銃を使いたい

ヒャクパー お茶の間のアイドルになりたい

アデレード ずっと皆と一緒に・・・(薄い字で)ロブストさんと結婚して幸せな家庭を築きたいです

ビアンカ 新しいサバイバルナイフが欲しい・・・(薄い字で)ロブスト君、ロボ君と一緒に・・・こんな私は罪ですか?

しかし、この願いは叶うものと叶わないものとで別れようとは、誰一人として思わなかった。

7月8日 天候 くもり

「ついにこの時が来た。ロブスト君、アニマル村の諸君の検討を祈る。アクションスタート。」

兄は静かに赤いボタンを押した・・・