二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケ擬国〜7人の家族〜キャラクター募集☆ ( No.37 )
- 日時: 2010/08/21 22:05
- 名前: ほげほげ ◆FHlclCgP4Y (ID: UcmONG3e)
**第10話**
「はぁ〜お祭り楽しかったね」
しのが終わりを迎えてさびしくなってきたお祭り会場を見る
「ゼルルも来れば良かったのになっ」
ベルがスキップしながら言う
「今日も仕事があるっつってたよな」
つかれきったユウキをおぶってリュウが残念そうに言う
「つか、ガロとクウは??」
ベルが思い出したかのように言う。
「さぁ、どうせ女なんぱしてたから…女の家じゃないか?」
さらっとすごいことを言う
「なぁ、あれ、ゼルルじゃね?」
ベルがネオンがちかちかする店の前にいる男を指差した
「ねぇねぇフロウ〜…あたし今日オールしたいなぁ」
といって女性はフロウと呼ばれる男の腕を組んだ
「何度も言ってんだろ、朝ははえぇからあんま夜まで遊べないのー」
目の前にいるフロウと呼ばれる男は白のスーツをまとっていて言葉遣いも悪いが、確かにゼルルだ。
更に様子を見る一行
「じゃぁっじゃぁ!最後にあそこいこ??」
女性は怪しく光るライトが照らすホテルを指差す
「やー、ほら帰るぞ!送ってやんねぇぞ?」
にかりと笑うゼルル
口をぽかんと開けたまま無言で帰る一行
・・・・・・・・・・・
「たっだいま〜ってみんな寝てるかあ」
小さくため息を吐くゼルル。
「あっ!!!ゼル兄ちゃん帰ってきた!」
ベルがピョコーン!と背筋をまっすぐに立てた
「あれえ?みんなどしたの?」
ゼルルが驚きながら言う
「ゼル兄ちゃん、彼女と会うなら別の場所にしなよ」
しのが哀れむような目で見る
「仕事って偽らなくても素直に彼女と遊んでるって言えばいいのに」
軽く怒りをあらわにするリュウ
「わぁー何?俺彼女いないよお〜」
首をかしげるゼルル
「またそうやってごまかす。俺ら見たよ?女の人を家に送ってるところ」
ベルが答えを促す
苦虫を噛み潰したような表情で黙るゼルル。
しばらくしてゼルルが口を開いた
「今まで黙ってたけど、俺ホストクラブのオーナーやってて…。多分お客さんを送ってたところをみんなが見たんだと思う」
うつむきながら重い口調で話す
「そうだったんだ…」
真実を言われどう受け答えしていいかわからないしの
「今まで隠しててごめんね」
苦笑いで部屋に戻ろうとするゼルルにしのは
「ありがとう。」
「おれからも、」「俺も」
「みんな〜いえいえ」
ゼルルはへらっと笑って部屋に戻った
・・・・・・・・・・・・・・・