二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケ擬国〜7人の家族〜 ( No.5 )
日時: 2010/08/19 20:11
名前: ほげほげ ◆FHlclCgP4Y (ID: UcmONG3e)

**第2話**

コソコソ…

「いいかベル、そーっとだぞ!」
「リュウ静かに!!」
ベルとリュウは今ネオンライトと接客する人の声が渦まく夜の町の中にいた

なぜなら、ゼルルが今まで夜に出かける理由をはぐらかすので自分たちで突き止めるためだ

ゼルルはそんなことにも気づかずとある建物の裏口に入った、そこまで二人は突き止めることができたがそのたてものの周りにはスーツに黒いサングラスな柄の悪い男がうろついててなかなか入れずにいた

「オイ、てめぇらここで何してる?」

びくっ!!

ベルが大げさに身を震わした

逃げろっ!!
リュウが叫んだときだった

「まきびしっっ」
スーツの男の一人がまきびしをまいた

「みゃうっ!!」
「うあっ!?」
二人とも暗闇で足元のまきびしが見えず踏んでしまった


・・・・・・・・・・

「オーナー!オーナー店の周りをうろつく怪しいがき二人を捕まえました」

「何?事務室に座らせておけ。今行く」


・・・・・・・・・・・・・・

「なあリュウ俺ら殺されんじゃね?」
「んなことねぇよ、多分売り飛ばされんだと思う」

そんなマイナーな会話をする二人

がちゃ…  「!!」
扉が開く音にびくつく二人
が、扉を開いたのは
「あ、ゼル兄ちゃん??」
「ゼルにい!」

「えっ!?お前らここで何やってんだよ?!」
いつもと口調が違うゼルルが驚いて言う

「いやあ、毎晩出かけて何やってるのかなぁ〜って」
「ついていったらここに、な」
口々に言う

「えっオーナーの弟だったんスか?すいぁっせんした!!」
スーツの男は頭を下げた

「かまわねぇよもう下がっていい」
ゼルルがスーツの男に手を振ってベルとリュウのほうへ向く
「そっかぁ…大変だったろ?
 …足!!?お前たち足どうした?!」

「ドアの前のスーツのおじさんにまきびしやられちった」
「思いっきり踏んだから歩けねぇや、たははっ」

ゼルルがいすに座ってる二人の足元を見ると血だまりが二つあった


「……あのやろう…お前たちもばかだなっ」
ベルとリュウの頭をわしわしなでた


「ゼルにい重くねぇ?」
「ううん、へーき」
へらへら笑いながら右肩にリュウ、左肩にベルを掛けて家に帰った
結局ゼルにいが何やってたか分からなかったねとベルとリュウは言った。

ゼルルが脱脂綿に消毒液を浸して二人の傷口に当てると、みんな寝ちゃって静まり返った夜明け前、ベルとリュウの悲鳴がこだました