二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 気まぐれ屋さん 「リボーン短編夢小説」((_ _ (´ω` ( No.102 )
日時: 2010/11/11 16:45
名前: 美玲 (ID: HPru.2N2)

「そろそろ行くか?」



『うん♪』



そう言って△△が立とうとした時、事件が起きた・・・



『うっ』



「どうした△△?足いてぇのか?」



そんな素振り一度も見せなかったのに・・・



『ううん。大丈夫だよ』



嘘だ。明らかに大丈夫そうではない。



「△△、ちょっと足見せてみろ!」



『大丈夫だって。あっ、ちょっと・・・!』



やっぱり大丈夫なんかじゃねぇじゃんか・・・
△△の足は擦りむけて赤く染まっていた。



「これいつからだ?」



俺は今まで△△が必死に隠そうとしていた事に気づいてやれず自分自身に腹が立った・・・



『1時間くらい前から・・・。スク、ごめんね」



そんなにも長い間・・・・



「△△はあの日約束した事もう忘れたのか?」



あの人は俺たちが初めて喧嘩した時だ・・・。
内容はささいだが、お互い隠し事はなしだって約束した


『忘れてないよっ!』



△△はもう泣く寸前だ・・・・



『忘れるわけないよ・・・・』



「じゃぁなんで言わなかったんだ?」



俺はさっきより強く言ってしまった・・・



△△はとうとう泣いてしまった。
そして、泣きながらとんでもない事を言い出した・・・



『ヒック・・・だってさぁ〜、久しぶり任務が休みでスクとデートするのが嬉しかったんだも〜ん。ここで言ったらせっかくのデートが台無しだも〜ん』



「バカッ、声が大きすぎるぞ/////」



そこら辺を行きかう人たち、みんな俺たちに注目してる。
そんなのお構いなしに△△は喋り続ける・・・



『だから、普段はさ、お股がスースーして嫌いなスカートもはいたし、普段は走りにくいから嫌いなサンダルも履いて可愛くしようとしたのに・・・・。スクは全然可愛いとか言ってくれないんだも〜ん。あげくの果てに足擦りむけて歩けなくなちゃって、もう私が思い描いたのと全然違うよ〜。うわぁぁぁん・・・』



そういえば今日の格好がいつもと違う・・・
俺は馬鹿か?何年△△と一緒に居たんだよ!
悪いのは俺の方じゃねぇかよ!



「俺が悪かった・・・。お前の気持ち何も考えてやれなくて。許してくれ!」



『ヒック・・・・スク?怒ってないの・・・?』



「ああ、怒ってなんかいない」



『本当・・・?』



「本当だ!」



「△△が思い描いてたのはどんな事だ?付き合ってやるから言ってみろ」



すると、△△は笑顔になった・・・・



『今日の私を見てどう思う?』



「めちゃくちゃ可愛いぞ//////」



『エヘへ、ありがと☆』



「きょ、今日はもう帰るぞ/////」



『えー。ケーキわぁ〜?』



「そんな足じゃ無理に決まってるだろがぁぁ」



『スクがおんぶしてくれれば行けるもん♪』



「ったくしょうがねなぁ」



『わぁ〜い♪』



そん時のお前は最高に可愛くて、最高に愛しかった・・・


   end