二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 気まぐれ屋さん 「リボーン短編夢小説」8作目タイトル募集 ( No.146 )
日時: 2011/01/20 17:09
名前: 美玲 ◆IGCs.BGWjg (ID: 1/l/Iy6H)

<まだ未定>




ピーンポーン———————




今日はバジルの家でまったりタイムだあ〜♪
私はウキウキしながらバジルの家のインターホンを押した。



それにしてもバジルから誘ってくるのは珍しいなぁ・・・。
まあいっか☆何はともあれ、私はバジルが大好きで、そのバジルから誘ってくれてるんだから。



でも私たちは、お互い両思いと知っておきながら未だに曖昧な関係・・・。



『はあ・・・』



そんなこと思っていると玄関の扉が開いた。



「おはようございます!!△△殿(にこ)」



『お、おはよ///』



この極上スマイルに何人の犠牲者がいると思ってるんだ!!



「どうぞ。中に上がってください」



『お邪魔しまーす♪』



こんなこともありながら私はバジルの家に入った。



「今、お茶出しますね」



『バジルさぁ・・・。別に敬語じゃなくてもいいんだよ?」



「拙者はこの喋り方が慣れているので・・・」



すごいなーー。
さすが親方さんの付き添いだ!!



『ふーん。ならいっか』



「はい(にこ)」



『うっ///』



この笑顔には一向に慣れません。。。



「それより今日、△△殿をお呼びしたのには理由があります」



『理由・・・?なんでなの?』



私はお茶を一口すすり聞いた。



「大変申し上げにくいんですが・・・拙者、イタリアに帰ることになりました。」



『・・・・・』



「△△殿・・・?」



『・・・・っ』



「何も言ってくださらないのですか?」



本当は文句を言ってやりたかった・・・。
どうして、いきなりそんなことを言うのか聞きたかった・・・。




でも口を開いたら涙が溢れ出してしまうのが分かってたから—————



こんな時こそ笑顔でいなきゃって思ったから———————



『バジル・・・うっ・・・』



やっぱり涙が溢れ出すのを止めらんないよ・・・。



「!?」



『バジ・・・』



その時、バジルに後ろから抱きしめられた———————



「明日の最終便でイタリアに帰ります!!拙者は△△殿に見送っていただきたいです」



『・・・・』



「無理にとは言いません!!だから・・・」



『・・・る・・・』



「・・・?」



『今日はもう帰るよ・・・」



「△△殿・・・」



ガチャ———————



「送ります」



『独りで大丈夫。じゃあね・・・』



バタン———————



バジルと別れた後、私はその場にしゃがみ込み独りで泣いていた・・・。



『嘘だよ・・・。バジルが行っちゃうなんて嘘だよ・・・ヒック・・・』



『ヒック・・・離れたく・・・ないよ・・ヒック・・・』



この涙は家に帰っても止まらなくて。
ベッドに入っても夢の中でバジルを必死に探す自分がいて。



この時、初めて気づいた———————



私はこんなにもバジルを愛していたなんて・・・。