1−3.・*身体が鉛みたく重くて、吐き気と頭痛で思うように手足が動かなかった。昼休みは、授業を寝倒した甲斐あり、とでも言おうか。吐き気がなくなり、少し昼食を食べたが、はしゃぎすぎた。風花は仰向けにはると空を見上げた。空には所々雲が浮かんでいる。風が風花を撫でるように吹いていく。と、風花は片腕を枕代わりにして寝返った。「…こんなセカイ、大っ嫌い。」小さく、絞り出すかのように呟くと、目を閉じる。真っ暗なヤミが、視界を覆った。