二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 総合アニメのリレー小説 ( No.1 )
日時: 2010/10/13 18:55
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)

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タイトル 今日と言う日、あなたに告げよう 
種類 ギャグマンガ日和


—何処かで桜の花びらが

今日は日和学園の卒業式だった、僕・・・小野妹子は卒業したのだがいまいち涙も流せずに複雑な気分で今日最後の学校生活を終えようとしていた。

隣の席には河合曽良君という図書委員長で担任の芭蕉先生と同居しているモテモテだった生徒がいたのに今は芭蕉先生の所にいるのだろうか・・・いない、彼は卒業するとともに違う場所で働き始めるらしい。

そして僕の隣のクラスには鬼の角を生やした罪晴鬼男という不思議な子がいた、隣のクラスにさっきいたのに他のクラスメートとバスケットボールでもしているのだろうかいない。

彼はバスケットボールが凄い上手いが勉強は微妙なので私立の大学へ彼の隣の席の男子生徒と一緒に行くらしい、ちなみに隣の席の男子生徒は生徒会長もやっていてすぐに推薦で鬼男と同じ大学へ行けることになった。

彼の名前は罪子閻魔、神様みたいな人かと思えば面倒くさがりやで元ヤンである・・・彼も鬼男と何処かへ行ったらしい。

そして僕と一番関わっていただろうという男子生徒は上宮太子という名前でジャージは規定のものを着ずに青いし僕の誕生日には何故か赤いノースリをくれたという変わり者なのだが、やっぱりニコニコしててもいろんなことを実は考えていたりしていたという彼を僕は少し尊敬している・・・彼は窓際で卒業証明書を持って走っている生徒たちをじっと見ていた


「太子・・・ですよね?」

「え、そうだけどって一番関わってたような感じだったのに何でそんなん言うの!?」

「ほら、よく青いジャージ着てましたし・・・制服なんてマシに来たことなかったでしょう?でも加齢臭だけは変わらないのですね」

「まぁ加齢臭はどうでもいい、ちなみに私は18だ。・・・まぁ私のイケイケな姿見てお前はペットボトルのように座ってろ〜^^」

「気持ち悪・・・しかもペットボトルって・・・」

なんだかさみしかった気分が飛んだような気がしたが、改めて思えば彼とは別の大学へ行くのでこれで会うのは多分最後かと思った。

意外と親しかった友人と離ればなれになるのはさびしいものだった、僕の前の席に座っていた半漁人のフィッシュ竹中さんや国歌歌うはずが自分の歌を歌っているという隣のクラスのゴーレム吉田にも会えない・・・僕は何だか涙があふれそうになった。

いやもう溢れていたに等しかった・・・だから僕は『さようなら』を言わないことを誓って急に太子に抱きつくようになっていた
せつない、せつない・・・桜の花は暖冬のせいか少しずつ僕の涙のように流れていく


「太子・・・僕、寂しいです。貴方に会えないなんて・・・考えられなかったんですっ」

「妹子・・・私もそうだ、今はお前と会う多分最後の時だと思うと・・・さみしい
でも、また会えるんだ。これは私が体感したような『死』とは違う、だから・・・
10年後の同窓会で会おうっ」

加齢臭なんてどうでもよく涙を流していた、これでもう満足したような気分になりそうだったが・・・
ここでタイミングが悪かったのか閻魔と鬼男がやってきた。


「お〜い、何抱き合ってんだよ〜^^俺たちと最後に桜の木の下で記念撮影しない?
生徒会長の最後の雄姿が見れるぞ〜」

「あ・・・はい^^」

「・・・あぁ!」

僕らは卒業する、そう思えた。

あ、そうだ・・・曽良君と芭蕉先生も誘おう、すぐに僕たちは曽良と先生がよくいた図書室へと走っていった


続く・・・
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こんな季節外れですみません、
卒業ものが書きたかったんです・・・はい。
こちらは少し続くシリーズものです、はじめからだと続けられないので好きな行事で卒業にしました
まだ続きますので更新は遅れると思いますが読んでください