二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【二ノ国】 マルの『秘密の冒険』 ( No.36 )
- 日時: 2011/04/29 20:15
- 名前: 彌浪 ◆BWqKsmtrLo (ID: u6knrXHP)
二話 「そう、ここからが始まりだった」
マル「はぁ…もう夕方かぁ〜帰る?それとも…まだ冒険する!」
セバ「セバっ!」
アラビン「フェレっ!」
二人(いや…二匹といった方が正しいのかもしれないが)は、「まだ物足りないよ!もっと遊びたい!」とでも言うように、目を輝かせている。
マル「はぁ〜仕方が無いなぁ…よし、ちょっと遠めかも知れないけど、デカロック山の頂上まで行こ!登ろうよ!」
セバ「セバ〜っ!」
アラビン「^^ フェっ☆」
こうしてマル達は、あれやこれやとあったが、デカロック山の頂上まで着いたのだった。
マル「うわぁ〜暑い。初めてのときも、千年水のときも暑かったけど、やっぱり…暑いよ…」
…その頃、一ノ国の、とある少年は…
オリバー「マーク!遅れてごめん!」
マーク「まぁまぁ大丈夫さ。じゃ、造ろうか」
オリバー「うん!…皆、元気かな…」
マーク「…何か言ったか?」
オリバー「あ…いや、何でもないよ」
マーク「じゃあ良かった」
オリバー「でも…あ、やっぱり何でもないっ」
マーク「あ〜っ!オリバー、お前、何か隠してるだろ?」
オリバー「…え?なっ…何にも隠してないさ!」
マーク「いいや、何か隠してるだろっ!」
オリバー「だから何も隠してないって…!」
そう、いつもの光景だった。
たったったったっ…
オリバー「ふぅ〜ただいま!疲れた…やっぱ車を造る、って大変だなぁ〜…」
オリバーとマークは、さっきまで車を造っていたのだ。あの、母、アリー……アリシアを、殺してしまった、あの車の改良作業だ。
オリバー「あ〜あ…母さん………。…そういえば、二ノ国の事、マークにばれそうだったよ…。ねぇ、シズク」
そう、シズク人形に話しかける。
オリバー「色々な事が…有り過ぎたよね…」
「そうだよ…!最後まで諦めないで!ねっ!」
「ふん、たまにはやるじゃねぇか、お子様もよぉ」
「やった!開いたで!オリバー、入ろうや!」
「ミーに何の用ニャ……?」
「うふっ、可愛い子ねぇ」
「くそっ…何故私は…っ!」
「私は、この子の為に…魔法使いを止めた…」
「さぁ、呪文を唱えるのですよ、オリバー」
「…フッ、魂の繋がりは…絶対だというのに……」
色々な出会いがあった。
こんな小さな少年には、重すぎると思われるほどの。
オリバー「…明日、二ノ国に行ってみようかな。じゃあ、今日は早く寝なきゃ!」
そうして、オリバーは眠りについたのであった…。