二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法のお店 ムーンライト魔法学校だより ( No.4 )
日時: 2011/06/07 20:20
名前: minmin (ID: GlcCI1C/)
参照: http://ameblo.jp/busuke1031eri/theme-10030056571.html

今回から魔法のお店の方へ行きます。

そして第三話は千秋の親友、
ドルチェ視点で行きたいと思います。





第三話 新たな魔法使いの三日間



一日目




「ふぅ…。接客にもだいぶ慣れてきたな…。」

私は、親に内緒でちょっと一息つくことにした。

本当、いつも仕事仕事と言ってカリカリしているのだから…。
少しくらい休憩は取らないとね!


私はちょうどそこにあった段ボール箱に腰を掛けた。

立ちっぱなしだったので結構足が疲れてきている。
こんなに長い間動き回ってばかりだったの、何年ぶりだったかな…。

私は、今までのことを思い出してみる。

たしか、千秋が転校した後にここで接客をさせられる破目になって…。
あの時と比べたら、だいぶ接客の方も上達してきた気がする。

「千秋が転校して一年か…。
千秋は本当に良いお客さんだったな…。」

そう呟いたら、後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。

「良いお客さんじゃなくて良い友達でしょ。
それより、そんなことを言ってる暇があったら手伝いなさい!」

これが千秋だった、だなんて漫画みたいなことがあるわけが無い。
台紙から分かるとうり、これは母の声だ。

サボリが見つかったため、今月のお駄賃は危うい所だ。



母が訴える正論も、
「本当の事だから別にいいか。」
という私のポジティブな思考によって何の効果も持たなくなる。


「口答えしないの!
お小遣い減らすわよ!」

「それは嫌だ!」

私は即答する。

…今から仕事を再開すれば、お駄賃も平常通りになりそうだ。
ポ○モンを買うためなら、何だってやってやるよ!


「ちゃんとマジメに働くのよ。
次サボってたら本当にお小遣い減らすから!」

そう言って、母は仕事を再開した。


私もそろそろ再会しようかな…と思ったとき、
二階からエルがやってきた。


この黒真珠のような毛並みは、
いつ見てもため息が出るほど美しく、飽きることは無い。

母は大の猫好きなので、エルを見つけるたびに「かわいいでちゅねー」等の気持ち悪い発言をして抱きしめている。(ただし仕事中を除く)


しかし、気になる点が一つある。

それは、尻尾の先が白いところだ。

さすがに解剖しようという気にはならないが、体全体が黒いのに尻尾だけ白い猫なんてかなり珍しい。
というか、この世に存在する生き物なのだろうか。

…まぁ、いまさらなんだって言う話だけど。




そして、「…あっ!」っと言う間に夜が来た。





「そういえば、今まで気にしてなかったけど…。」


↓ドルチェの部屋の一部

|__
| た|
| ん|
| す|
|__|_
|隙間|机|


↑この隙間って何・・・(汗)

「調べてみよっと。」

ドルチェは、机の下を潜って隙間のほうへ行った。

「・・・あたしでもぎりぎりで入れる大きさなのに、
この扉、鍵がかかってる。」

ん?確か鍵といえば・・・。

「おばあちゃんの形見の鍵。
これを使ってみたら開いたりして。」


ガチャッ



「・・・まさか本当に開くとは(汗)
入ってみよう。」

ドアを開いたとたん、私はドアに吸い込まれ、
真っ白で、何もない空間の中にいた。

「って、何!?この空間!
ぎゃああぁぁ!
ディ○ルガ様!
パ○キア様!
あたしを見捨てないで!!」










・・・・・・





「・・・・ぃ!」

「・・・ぉぃ!」

「大丈夫か?」



「?ここはど・・・「お、気がついたか。」




・・・







「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
渋柿のお化けええええぇぇぇぇぇ!!!!!」

「誰が渋柿のお化けだ!!!!!
それに、そんな大声で叫んだら
近所迷惑だろうがっっ!!!!!!!」


そっちの方が大きい声で怒鳴ってたくせに
お説教始められた(泣)
なんかリ○ットさんみたい。


そして一時間後(長!


「お前がドルチェだな。」

やっと本題に入った?

「俺はこの寮の管理人のテツ。
そしてここは、お前らで言う、魔界で・・・」

魔界!?

「そしてこの町には、サンシャイン魔法学校・・・」

まだお話は続くの?
いい加減開放してくれ〜(泣)





また一時間後(いいかげんなんかやらせてbyドルチェ


「まぁ、地図を渡しとくから好きなとこ行って来い!」


「ら、らじゃ〜。」

やっと開放された!
突っ立ってるだけって
案外つらいと実感できたかも・・・。

本当に話てきとうに聞いてたから
へんな扉のことも、戻り方もよく解んないや。
・・・やっぱりちゃんと聞いておけばよかったかも。



でも、今日はもう眠いから
このまま部屋で寝ちゃおっ!


がちゃっ


「・・・なんで!?
三千リッチとクローゼットしかない!
でも、眠気が・・・。
いっそこのまま寝るか・・・。」




作者「まだまだ続くぜ☆」