二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.93 )
- 日時: 2011/10/02 22:08
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
第四章—トワイライトスクール体育祭!!全員大暴れ!!—
「………………」
トワイライトスクールと時計台が見えるトワイライト病院の屋上では、リズが無言で黄昏ていた。
あのラックと言う女と戦った後、自分でもよく分からなかったのだが大怪我を負っていたようで即座に手術をし入院していたのである。
同じく侵入したロクサスとムーンとマーベルは、自分ほど怪我をおってはいないので次の日には退院し今はここにいるのはリズ一人だけだ。
「…本当なら今すぐにでもここを飛び出してアイツらを見つけ出して問い詰めたい所なんだけどな…」
そう呟くとリズは刺された脇腹を触る、傷は完全に塞がってはいるのだが刺された感覚が未だに残っている気分だった。
こんな気持ち初めてだから本音を言うと怖い、もし再びアイツらが襲い掛かってきたら…そんな事を考えると最悪なパターンが脳内にはっきりと写ってしまう。
血だらけになりながら倒れているグラッセたちの姿や、高笑いしながら自分を捕らえようとするルピナスの姿やラックの姿などが新鮮に
所詮私の頭の中の考えなのだが、妙にリアルでそれが本当に起きてしまうのではないかと不安になるほどだ。
「ハァ…私は…」
どうすれば皆を守れるのかなと考えていると—突然頭に重みが走り冷たい物がほっぺに触れて目を見開き
「ひゃいッ!!?」
「何黄昏てんだよ?」
「病室いないと思ったら、やっぱりここにいたんかい」
思わずそんな声を出してしまうと、シーソルトアイスを差し出しながら呆れているグラッセとムーンがいて少し驚いた。
何時の間にいたのよ…と若干思いつつ、アイスは食べたかったのでありがとうと受け取りながら再び前を見た。
「やっぱりシーソルトアイスは美味しいね…今日食べれなかったら脱走して買いに行ってるところだったよ」
「…お前の事だからどうせそんな事考えてると思ったよ、今日買ってきてよかった」
「それと今日の分の授業のノートだ、しっかり予習して置けよ」
この頃病院生活だったリズは、ずっと大好物のシーソルトアイスを食べれずにいたのでそろそろ脱走しようかなと考えていた矢先グラッセが差し入れを持ってきてくれたので本当に助かった。
そんな事をさらっという彼女にグラッセは再び呆れつつ悟っていたので何も言わなかったがムーンが授業のノートを渡してきた時あっとカバンから手紙を出す。
「何ソレ?」
「お前宛の手紙、担任からの連絡」
「?」
普通の手紙とは少々違う分厚いものにリズが首を傾げると、どうやら担任からの連絡であったようでリズは何だろうと思いつつ開けて見ることにした。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.94 )
- 日時: 2011/10/05 16:32
- 名前: 大和 (ID: QxY3Yp35)
お久しぶりです!!大和です!!何と、またまた学校からの更新でございます(笑
マーベル「んなもん言われなくたってコメントの最初を見れば分かるわ、馬鹿作者」←
・・・・・。うるさい、お前なんか本編で(ピー)で(ピー)になるくせにぃ・・・
マーベル「フンッ、何とでも言ってみろ(黒笑」
うわーん!!
・・・見ましたかリラさん!これがコイツ(マーベル)の本性ですよ!!
ロクサス「マーベルってこんなに黒かったっけ?」
シオン「う〜ん・・。いろんな試練を乗り越えてきたからねぇ・・」
し、試練。ですか?一体それは・・・?
ロ・シ『大和から与えられるネタバレ』
————!!?
そ、そんな・・・・(驚
マーベル「リラさん、これからも沢山ご迷惑を掛けると思いますが、よろしくお願いしますね」
ロクサス「うわぁ・・スッゲェ爽やかな笑顔(驚」
シオン「マーベル・・・。いい事言ってるのに手に持ってるキーブレードが心なしか赤いよ?」
マーベル「ん?・・・あぁ、さっき大和を殴ったから☆」
ロ・シ『なるほど〜』
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.95 )
- 日時: 2011/10/12 20:45
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
大和さん
お久しぶりです!!
学校から更新するって、本当にすごいと言うか…
リズ「前言ったとおり、コイツの学校は勝手にログイン出来ないのよね」
そうです、羨ましいってのが本音です(笑
あ、話ずれてすみません
マーベル君の本性は分かってますから大丈夫ですよ(汗
寧ろそこが彼の魅力と言うか←
リズ「…何かしら、物凄く危ない発言に聞こえるのは気のせいかしら?」
ひどっ!!
大和さん、この堕天使の本性の方が酷いですよ!!
何せドSで、人が苦しみ姿を見て何時も笑っているのがこの…あだっ!!?(殴られる
リズ「それ以上言ったら、大和さん以上に酷い目に合わせるわよ?(超絶黒笑」
ごめんなさい!!
言いませんから!!その笑顔で持っているキーブレードを収めて!!
そ、それでは、書きましょうかー!!(逃亡
リズ「あ!!待て!!!逃がさないわよッ!!」
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.96 )
- 日時: 2011/10/12 21:11
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「何々…リズティクスト元気か?事情はグラッセから大体聞いた…それからもう少しで退院出来るそうだからこの手紙を渡しとく———」
「…分厚いから何か重要な手紙だと思っていたんだが、内容を聞く限りでは普通の手紙だったな」
「ああ、てっきり最近先生たちが忙しそうにしたいた事と何か関わりがあると思ってたんだけどな」
担任からの手紙をグラッセから受け取り、リズが読み始めるとその内容を少し聞いたグラッセとムーンが予想とは違っていたと首を傾げあう。
最近リズが入院してからと言うものの、トワイライトスクールは何処かせわしないと言うか主に先生方が忙しそうだったのだ。
てっきりそれをグラッセたちは、自分たちが起こした問題のせいだろうと判断していたので何も疑問に思わなかったが今日こうしてリズに手紙を渡す事を頼まれた時点で何かあったと思っていたのだ。
しかしその予想は外れ、まぁ厄介な事ととか大変な事じゃ無かったんだから良いかと考えていたのだが—見事にその予想は当たってしまっていた。
「………………はい?」
「?どうした、リズ?」
突然手紙を読んでいたリズが呆然とした声を出しながら手紙を落としたので、慌てて拾いつつ話しかけてみると
「何ぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!!!?」
「うおっ!!?」
—いきなりこの世の声とは思えないほどの絶叫をし、グラッセが驚いているとリズは胸倉を掴んでくる。
「ど、どう言う事だぁ!!?グラッセ、ムーン!!私は転校してきた時、こんなイベントがこの時期にあると聞いていないぞぉ!!?」
「お、落ち着け!!何の事だよ!!?」
「イベントって何だよ?一体手紙にどんな事書いて…い…た…んだ…?」
そして半分怒り半分パニック状態になりながらグラッセを問い詰めてきて、何が何だが分からないグラッセは親友を落ち着かせようする。
ムーンもムーンでリズの言葉を聞き取り、手紙に何か書いてあったんだろうと思ったのか手紙を見ると思考停止しながら固まる。
「?どうしたんだ、ムーン?」
「…あんのバカ指導者——————!!!また勝手に変な事企画しやがったなァァァァァァ!!!!!」
これにはグラッセもリズを落ち着かせるのを止めムーンの方に駆け寄ると、彼もリズと同様の切れ方をし今にも手紙を切り刻むような気迫で暴れようとする。
この二人を怒らせるとか…今度は一体どんな企画を立てたんですかゼムナス様や…ともとい某機関のリーダー兼校長に呆れながら手紙を読ませてもらうと—今度は自分が思考停止する番となった。
だってその手紙の内容は—
リズティクスト元気か?事情は大体グラッセから聞いた…それからもう少しで退院出来るそうだからこの手紙を渡しておく。
—突然だが校長の企画により、体育祭を一週間後に決行する事になった。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.97 )
- 日時: 2011/10/31 17:12
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
リズたちが手紙を受け取ってから一週間後、トワイライトタウンの空に花火が上がった。
そして花火を上げたトワイライトスクールでは小・中・高校生全員が校庭に集まっており、牛柄のジャージを着たゼムナスがマイクを持っている。
『ぶぅるらぁぁぁぁぁッ!!!トワイライトスクールの諸君!!今日は待ちに待った体育祭だぞぉぉぉぉぉ!!!!!』
『全然待ってないわぁ!!!!!』
そしてトワイライトスクール全体に響くような声で発表すると、機関員全員してのツッコミが決まる。
これを見てグラッセとムーンは、呆れながらため息をはいた…
結局あの連絡の後、ブチ切れたリズが丁度退院する日だったのでトワイライトスクールまで行きゼムナスをボコボコにした。
しかし普段からサイクスの成敗を受けている彼はアクセル並に生命力が高く、完全に息の根を止める事が出来なかったようだ←物騒
若干数日にして復活したゼムナスは、体育祭を無事に実行できたと言う訳だ。
そのせいで同じく学校に復活したばかりのリズは、かなり機嫌が悪く地面を蹴りながら体育祭特有のTシャツに半ズボンを着ている(自分流に改造した物であるが)
現に今だって何時でも殺めれるかのような赤黒いオーラを出しているではないか
「リズいい加減諦めて落ち着けよ…ゼムナスの奴だってお前に気を使ってやったんだと思うしさ…」
「…気使ってるなら、本来寝ている私の日曜日を返せぇ…ッ!!!」
「せっかく出来たばっかりのショッピングホールに行く予定がぁ…!!!」
「10時からのタイムセールスがぁ…!!!」
「漬物を作るハズだったのがぁ…!!!」
「「シーソルトアイスを買いに行くハズだったのに…ッ!!!」」
『ゼムナスゥゥゥゥゥッ!!!!!』
上からリズ、ラクシーヌ、サイクス、ゼクシオン、アクセルとロクサスがぞれぞれの本来やろうと考えていた予定を話すとその予定を潰した張本人の名前を呼びながら自分の属性の力を溢れ出させている。
残りの機関員で切れていないのはナミネとデミックスぐらいだ。
「俺は応援団を兼ねて音楽演奏するからさ♪ゼムナスにちょこっと感謝してるんだよな」
「わ、私はこういうイベントとか初めてだからちょっとワクワクしてるし…」
どうやら二人からしては寧ろ楽しいイベントなようで、一人はシタールを持ちながら演奏準備に入りもう一人は体育祭自体にワクワクしていたようだ。
ゼムナスの奴、これが終わったら殺されなきゃいいけど…とグラッセとムーンは合掌した。
これから体育祭だけど普通の体育祭じゃないイベントが始まる—
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.98 )
- 日時: 2011/11/04 13:54
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
『—それでは中等部の100メートル競走を開催しますので、選手の皆さんは集合してください』
恐らく放送委員の人だろうか、100メートル競争が行われると聞いたロクサスはため息をはきながら行ってくると去って行く。
その背中に、何か黒くて邪悪な物が纏わり付いている気がするのは気のせいではないだろう。
「そう言えば、ロクサスの奴100メートル走だったっけな」
「…終わったわね、色んな意味で」
「…は?」
それを見届けたマーベルがロクサスの出る競技について楽そうでいいなーと呟いていると、リズだけが同じく走る奴に同情していた。
その時マーベルは忘れていたのだ、ロクサスの—いやⅩⅢ機関の力を
「(ふん…俺様の相手はチキン野朗か余裕だぜ)」
「(ロクサスが相手かぁ…こりゃあ負けられないな!!)」
「(…バカだコイツら)」
ロクサスが走る100メートル走の相手は何と因縁の相手(?)とも言えるサイファーと、ハイネにグラッセだった。
一人は余裕だと笑いを堪えておりもう1人は気合を入れなおしており、そんな二人を哀れみの目で見つめる者が一人と言う状況である。
次の瞬間—前者の二人はそれをかなり後悔する事となる。
『それでは、位置について〜、よーい…ドンッ!!!』
「行くぞッ!!」
「はぁ!!!」
「「って、えぇ——————ッ!!!!!?」」
放送委員の声がきっかけだった—すぐさまロクサスはお得意とも言えるスピードを披露しながら駆け出した。
同じくグラッセもヘイスガの魔法を瞬時にかけ、全力で後を追う姿にサイファーとハイネは同時に叫んだ。
「………………」
「だから言ったでしょ…終わったなって」
流石にこれを見せ付けられた後なら何もいえない、マーベルは呆然としているとリズだけは呆れながら自分の肩に手を置く。
よい子の皆さんは絶対にマネしちゃダメだよ♪とリズが笑顔で何処かへと言っていたのは言うまでもない(いや普通の人なら出来ないから!! byマーベル)
『…す、すごい早さです!!一位はロクサス選手、二位はグラッセ選手です!!サイファー選手、ハイネ選手頑張ってください!!』
それは放送委員の方も同じなのか、マーベル同様少々固まってから放送を再開していた。
つかこれ体育祭じゃなくて、化物の競い合いじゃねぇ?とマーベルは密かに思ったそうな
しかしこれは序盤で始まったばかりだった…次の障害物競争でなおさらそれが分かる事であろう
何せ次に走るのはマーベルの近くでニコニコと黒い笑みを浮かべているリズと、腕をパキパキならしているムーンなのだから
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.99 )
- 日時: 2011/11/13 23:05
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
『—続いては、借り物競走です!!選手は中等部2−Bのリズティクストさんにムーンさんにナミネさん、3−Aのデミックスさんです』
「「「ちょっと、待てやぁぁぁぁぁぁッ!!?」」」
そして次の競技—障害物競走の借り物競走のメンバーが発表されると、その競技で走る女子の彼氏(グラッセとロクサス)とマーベルが絶叫する。
「何で男のムーンとデミックスが、リズたちと競走する事になってんだァァァァァァ!!!!!?」
「普通男子と女子は分かれて走るだろうがァァァァァァ!!!!!」
「これじゃあ、明らかに俺たち男子より体力がねぇリズとナミネが不利だろォォォォォ!!!!!?」
本来なら男子と女子は、ちゃんと男子は男子と女子は女子ときちんと分かれて走るものである。
常識だと分かっているからであろう三人の心の絶叫に、放送委員は
『—この世界は何でもありですから♪大丈夫でしょ♪』
「「「その一言で終わらせるな、バカ放送委員——————ッ!!!!!」」」
何とも明確に分かりやすく答え、三人の絶叫が再び木霊した…
ちなみ言って置こう、今回の話は放送委員として作者も飛び入り参加してます←
「あんのクソ作者ぁ…!!!後書きで覚えてろよぉ…!!!」
「マジックアワーだけでは済まさねぇ…キーブレード開放もつけてやる…ッ!!!」
「あ!!おいグラッセ、ロクサス!!始まったぞ!!」
余りにも理不尽な出来事に、周りの人々でも分かるような赤黒いオーラをグラッセとロクサスは出し殺人予告を叫ぶとマーベルがスタート地点を指差す。
どうやら何時の間にか始まっていたらしい、グラッセとロクサスは彼女の無事を願うしかなかった…(何せ相手はムーンにデミックスだから)
「お先に行かせて貰うぜ!!舞い踊れ〜水たち♪」
「あ、デミックスてめぇ!!」
そして早速心配事は起きた、デミックスが自分の属性である水の力を使い自分の真下に水柱を出すと一気に借り物が書いてある紙がある地点まで行きムーンがズリィぞと切れる。
しかしこの体育祭は本当に何でもアリだ、なので不正を注意する先生たちも何も言わないのでムーンも諦める。
「何でもありなら…これでどうだッ!!」
そのやり取りを走りつつも見ていたリズは、ポケットに仕舞っていたノーバディの刻印を握り締め何か念じるとまるで羽のように青い水晶で出来た右翼が現れる。
『「「って、リズそれネタバレ技——————ッ!!!!!?(涙」」』
これには放送委員こと作者も涙目になりながら、グラッセとマーベルと叫んだ。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.100 )
- 日時: 2011/11/18 20:49
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「ね、ネタバレ技…?」
「どう言う事だ…?」
『ロクサスとナミネは知らなくていい事だよ!!それよりもナミネ!!急いで!!(コイツらに知られたら間違いなく殺される…ッ!!』
これには何も知らないナミネとロクサスが首を傾げると、メモリー兼リグレットのネタバレを防ごうと放送委員は必死になって隠しナミネに先に行くように促がす。
よくよく見てみると、すでにデミックスは借り物競走のお題が書いてある紙がある地点まで行っておりリズとムーンも着きそうだった。
「あ…ッ、急がなきゃ!!」
「ナミネッ!!気をつけろよっ!!(汗」
作者と話していたせいでかなり遅れを取ってしまった事にようやく気が着いたナミネは全力で紙の地点まで走るとロクサスは彼女の身を案じながら叫んだ。
—と言うか、もはやこれは身を案じるレベルじゃなくね?寧ろバトルロワイヤルよりタチが悪くね? byグラッセ
「着いた…確かこの中から選べばいいのよね?」
「そうだよ、母さん…」
そしてナミネが紙のある地点へと辿り着きこの置いてある紙の中から選べばいいのかと悩んでいると何故かぐったりした顔でいるリズがいた。
「リズ!!?どうして貴女が…貴女は私より早くこの地点に着いたはずでしょ?」
「…デミックスとムーンの引いた物を見れば引く気を失せるよ…」
もちろん自分より先に着いたはずのリズが、まだこの地点にいるのはおかしい。
流石の天然と言われるナミネもそれには気が着き首を傾げるとリズが頭を抑えながらデミックスとムーンのいるであろう場所を指差す。
そこに居たのは—
「—すんげー嫌だけど、引いちまった以上来いやリクゥ!!!」
「何だその言い草は!!そんなに来て欲しかったら俺に勝ってからだぁ!!!」
—何故か喧嘩腰で話している、ムーンと未来のリクと
「うわぁぁぁん!!!」
「俺はオジサンじゃ無いわぁ——————ッ!!!!!」
—涙目になりながら逃げているデミックスと、クレイモアを持ちながら暴走している未来のサイクスだった。
「な、何がどうなっているの…ッ!!?」
「…実はね…」
事態が分からないナミネは困惑していると、ため息をはきながらリズはこうなったかを話した。
「一番乗り♪」
「よし、間に合った!!」
「負けるかぁ!!!」
デミックスが水流でこの地点まで着地すると、同時にリズとムーンも追いつき借り物競走のお題である紙を確認しようと選ぶ。
「私は…これに『『何ィィィィィィィッ!!!!!?』』ッ!!?」
それでリズが紙を選ぼうとした瞬間、ムーンとデミックスの絶叫が響き驚くと二人は固まっていた。
何があったのだろうと思い二人の引いた紙を覗き込んでみると—納得した。
ムーン:父親
デミックス:顔に傷のあるオジサン
ムーンの父親は今観客席で応援している(?)未来のリクである←実は未来のメンツが運動会と聞き来ている
そして彼とリクの関係は知ってのとおり険悪、いや犬と猿といった方が良いかもしれない。
そしてデミックスの傷のあるオッサンなど—未来のサイクスかシグバールしか居ない。
それが原因で、今に至ると言う訳だった。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.101 )
- 日時: 2011/11/23 20:06
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「………(汗」
「ね?こんな恐ろしい物引きたいと思う?」
流石にこの光景を見てからでは、少々このクジを引く気が失せナミネは冷や汗をかいているとリズが疲れた表情でため息をはく。
しかしクジを引かない以上ゴールもする事も出来ない、なので引く事しか選択肢は無いだろうとナミネはリズを促がし一緒に引く事にした。
「それじゃあ…行くよナミネ?これだぁ!!」
「うん…えいっ!!」
残り余っているクジは4本、この中からどれを選べば安全なのかは分からないが意を決してリズは一番右の物を、ナミネは一番左の物を引く
そしてその書かれていた物は—
リズ:好きな人(異性)
ナミネ:名前が4文字の人
「一番最悪な物引いたぁぁぁ——————ッ!!!!!?///」
「名前が四文字…ロクサス!!」
何とリズが引いたのは、何ともベタな好きな人でした♪(何故ナレーション風? byマーベル)
これには絶叫し真っ赤になりながら困惑していると、ナミネは簡単なものを引いたのですぐさまロクサスの元へ向かう。
「どうした、ナミネ?」
「借り物競走で引いた物が、ロクサスにピッタリな条件だったの!!来て!!」
「分かった、行くぞ!!」
そしてグラッセたちと話している中、ナミネが来て何も知らないロクサスは首を傾げると借り物競走の条件に自分がピッタリだと聞き手を繋ぎながら走り出す。
一方のグラッセとマーベルは、その場から動かないで真っ赤になりながら固まっているリズに疑問を覚えていた。
「リズの奴どうしたんだ?借り物が書いてある紙見てからずっとフリーズしてるんだが?」
「よっぽど厄介な物引いたんじゃねぇの?ムーンたちみたいに」
変なところで鈍感なグラッセはリズが固まっている理由にも気が付かない、マーベルもマーベルで厄介な物を引いたんだろうなと言いながら同じ被害者のムーンたちを見る。
「いい加減、観念しろやクソリクがぁぁぁ!!!」
「誰がお前なんかに負けるかぁぁぁ!!!」
まだ決着がついていなかったようで、ムーンがダークブレスメモリーを構えながらそう叫んでいるとリクもリクで負けず劣らずの声で叫びウェイトゥザトーンを持ちながらダークオーラで向かい打つ。
何とも次元の低い喧嘩な事か、そのせいで観客席が悲惨な事になっており巻き込まれた人も多数である。
「行けムーン、そこ狙え!!リクの奴に叩き込んでやれ♪」
「頑張れムン兄!!リクをギャフンと言わせてやれーッ!!!」
「「「アンタたち何応援してんだぁぁぁぁぁ!!!!!」」」
そんな中実に嬉しそうにその光景を見ている未来のロクサスとリズの弟レイは、ムーンを応援しておりこれには過去のロクサスを含めツッコミ組が叫ぶ。
「だって、俺未来のリクに酷い事しかされてないし一回ボコボコにされちまった方がいいんだよ♪(黒笑」
「俺も以下同文ー、それに俺小さい頃何回も殺されかけたし(黒笑」
「「「確かにそうだけど、この親子最低だぁぁぁ!!!」」」
すると腹黒親子は不満なのかそれぞれのリクに対しての恨みを言うと、再びツッコミ組の絶叫が同時に響き渡った。
こんな調子で大丈夫なのか…と言うのが作者の心情だ。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.102 )
- 日時: 2011/11/24 11:05
- 名前: Liaya (ID: hsews.TL)
こんにちわ!
未来のメンバー体育祭未に来ていたんですねww
未来のロクサスとレイの腹黒タッグ相変わらず凄いですね。
さすが親子。こういういらないところはしっかりと受け継がれているww
レイ「喧嘩売ってんのか?今すぐ買ってやるからこっち来い(飛び切りの笑顔&ダークメテオ装備」
売ってません!!(汗
今、学校からコメントかいてますよ♪
では、失礼します
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.103 )
- 日時: 2011/12/01 20:17
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
ライヤさん
はい、未来のメンバー全員集合です☆
相変わらずの黒さで、大暴れですよこの親子は…
リズ「ああ…」
ん?どうしたの?何時もなら切れるはずなのに?
リズ「いや、ああいうやり取りがこれで最後になるなんてd(そこまで言うと作者口押さえ」
待てぇ!!ネタバレさせるな!
ここにはライヤさん以外も来てるんだぞ!!?(滝汗
レイ君もダークメテオは控えようか(汗
学校からかけるなんていいなぁ…私も書きたい!!←待て学生
それでは!!
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.104 )
- 日時: 2011/12/01 20:39
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「もうこれ運動会じゃないよね?もはやカオスを超えた阿修羅(?)な戦いだよなぁ!!?(涙」
「落ち着け、マーベル!!?」
余りにも壊れた人物とボケ役が多いせいで、とうとうマーベルが涙目になりながら暴れるとグラッセが押さえつける。
まぁこの光景は現実感が強い人(例:グラッセやロクサス)にとっては、はっきり言って馬鹿馬鹿しい物以外の他ならない。
ちなみに言うとムーンとリクの戦いは何かクライマックス的な雰囲気を出しており、デミックスの方ではもはや決着が着いた様で未来のサイクスがWINと言わんばかりの顔をしている。
「…もう無理ぃ…プシューぅ…///」
「リズさぁぁぁぁぁんっ!!?」
それからまだ借り物競走の紙と睨めっこしていたリズは、とうとう内容の恥ずかしさに耐え切れなくなったのか真っ赤に顔色を染めながら気絶してしまいグラッセが叫びながら駆け寄る。
どうやら余りにもピュアっ子な14歳の少女には、まだ早過ぎたようでした←
そんな中この状況でも冷静さを保っていた過去のロクサスはため息をはきながら、ゴールの前で呆れていた。
「アイツら…気が付いていないのな、ナミネが一着でゴールしてる事…」
「…私ってそこまで存在感無いかなぁ…やっぱりノーバディだからかなぁ…」
「いや、違うからナミネ(汗」
そして一着の証拠である赤い旗をナミネが持っているのを見つつも、それに全く気が付いていない彼らの集中力にある意味尊敬してしまう。
これには流石のナミネも落ち込んでしまいショボンとなると、ロクサスが必死にフォローするハメになったのは言うまでもない。
『…すみません、彼らを止めてください(涙』
「…いいのか?あんなに頑張っている(?)のに…」
『流石にアレ以上暴れられたらここの経営に問題が出来ますから…そして無関係な民間人からの苦情も殺到しますから…何よりもこれ以上怪我人増やすわけには行きませんし…』
「…分かった(汗」
それから何処ぞの放送委員が、彼らを止めて欲しいとレクセウスに頼んでいる事も言うまではないだろう…
レクセウスとしては若いのでこれぐらいいいいのでは?と思っていそうですが、流石にこれ以上暴れられると色々と問題が生じると言うと仕方なくレクセウスは喧嘩をしているバカ共を止め次の競技へと移った。
「次の競技は…」
「パン食い競走か…在り来たりだな」
それから数分後、気絶したリズを介抱しながらグラッセが次の競技を確認すると同じく落ち着いたマーベルもこれなら大丈夫だろうと安堵の息をはく。
それは次の出場者を目の辺りにするまでだが…
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.105 )
- 日時: 2011/12/07 23:29
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
『それではー、パン食い競走を開始しまーす!!選手は高等部1−Aのサイクスさんにラクシーヌさん、2−Aのマールーシャさん、そして中等部3−Cのアクセルさんでーす』
「…今度は大丈夫そうだな、ラクシーヌ女一人だけど強いし」
「…つーかあの人は女なのかと言うのが俺の心情『雷よッ!!』ぎゃああああッ!!?」
それから数分後パン食い競走の出場者を発表され、リズを介抱をしているグラッセはこのメンツなら戦っても(?)大丈夫だろうと判断する。
そしてラクシーヌの事を女扱いしているグラッセに、マーベルが言っては行けない事を言うと天からの成敗が降り注がれる。
ちなみにこの雷を降らせた張本人は、誰だか言うまでも無いだろう。
「おーい、マーベル生きてるか?」
「…なんとかな…」
明らかに自業自得なのだが流石に哀れだと思いケアルをかけると、元々生命力が強くなりかけているマーベルにはそんな対してダメージが無かった様で起き上がると銃声が響いた。
その音でようやくパン食い競走が始まった事に気が付き二人は慌ててみてみると—
「全てを失うが良い…ッ!!諦めろォォォォォォッ!!!!!」
「アハハハハハッ!!!喰らいなさいよッ!!」
何ともこの小説には表示できないようなグロテスクな光景が広がっていました。
その原因はバーサク状態でサイクスが必死にパンを取ろうとしているのと、ラクシーヌが簡単にパンを取るため雷を纏わせたナイフを投げ付けているからだ。
ちなみにどちらもパンには命中してはいない、寧ろ人へと命中しているせいで先らよりもタチが悪い屍が増える。
同じ出場者であるマールーシャは美しくない…とか言って、自分も同じように花で色んな人を切り裂いている。
「いや、明らかにおかしいだろぉぉぉぉぉ!!!!!?」
「何でパン取るだけでここまで被害が大きくなってるんだよぉぉぉぉぉぉッ!!!!!?」
「てか何で攻撃が一回もパンに当たらねぇんだよ——————ッ!!!!!?」
もちろんこの光景を見て、再び上からグラッセ、マーベル、それから出場者のアクセルも一緒にツッコミを決めたのは言うまでも無い。
確かにあれだけ激しい攻撃を繰り出して、何故一回も当たらないのかが不思議だ。
「ぶぅるらぁぁぁ!!!それはだなぁぁぁ、このパンはそう簡単に取らないように動くようになってるからだぁぁぁ!!!」
「「「余計な事すんな、アホナスがぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」」」
するとゼムナスが自信満々にそのシステムの事を暴露すると、ツッコミ組三人の心の絶叫が再びシンクロしたのは言うまでも無い。
R指定になりかねない攻撃が繰り広げられている中、こちらでも修羅場と言う名のフルボッコが繰り広げられた…
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.106 )
- 日時: 2011/12/16 22:16
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「もう黙って見てられるか…ッ!!この運動会を何が何でも止めてやるうぅぅぅッ!!!(怒」
「落ち着け、ロクサス!!?」
それからR指定のパン食い競走は終わり昼休みになると、とうとうツッコミ役(?)たちの怒りが爆発しロクサスがキーブレードを持ってゼムナスの所まで行こうとするのを何とかアクセルが羽交い締めして抑える。
しかし誰もがロクサスが怒るのは無理が無いと思い同じく止めようと思うものはいない、いや寧ろ殺ってしまってくれと言うのが一同の心情だ。
それはグラッセも同じなのか、ロクサス同様に先らから暴れておりムーンが必死に抑えている。
「離せムーンッ!!俺もロクサスの意見には異議無しなんだぁ!!血の海を作る勢いで殲滅するぞぉぉぉぉぉ!!!」
「それ以前にまずお前が正気を取り戻せ!!気持ちは痛いほど分かるがあの人(ゼムナスの事)一応機関のボスだから殺すと色々とマズいんだって!!(汗」
「ボスだろうが関係無いッ!!あのボケナスには散々過去に色々とされたし恨みも晴らす絶好の機会だぁぁぁ!!!」
しかも向こうはロクサスより状況が酷かった、もはや正気を失っている目でグラッセは両手に上級魔法の魔力を宿らせておりムーンが魔法を放とうとするたびに相殺している。
ある意味凄い光景である、普段ならリズかムーンが切れてグラッセが抑えるハズなのに今回はまさに逆のパターンだから
「…普段大人しい奴が切れる程怖い物はないって聞いた事があるけど、正に今がそれだな…」
一同の考えをマーベルが代弁し、この場に居る全員がコクコクと頷いた。
すると先らから珍しく会話に参加しないで固まっているリズが目に入り、マーベルはどうかしたのかと話しかけようとしたら原因が目に入る。
それはリズのお弁当—何故か野菜だけが器用に外されており、張本人も汗ダラダラでそれを見つめている。
そう言えば入院していた時もリズがご飯を食べた後には、必ずと言って良いほど野菜が残っていた、コイツまさか…
「リズ…さっきから思ってたんだが、お前ってもしかして野菜が苦手とか…?」
「………………(滝汗」
意外過ぎる一面を見つけてしまったかもしれないと思いつつ、気になったので問い詰めると無言と言う名の肯定で帰って来る。
その瞬間、マーベルの中で何かが切れた。
「ガキかお前はぁ!!今時小学生でも野菜ぐらい食べれるだろ!!?」
「うるさいなッ!!こんな土から育った色々な色がある不気味な物何か食えるかぁ——————!!!」
「何ッ!!?リズ貴様また野菜の残したのかッ!!?」
もちろん次の瞬間説教を喰らい逆ギレしながら何とも理不尽な事を言い返すと、野菜を残しているという単語でサイクスがバーサク状態になり乱闘が開催される。
もはやバトルロワイヤルのような運動会は、昼休みも修羅場のように終わった…
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.107 )
- 日時: 2011/12/22 22:57
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「クソ…身体中痛い…(涙」
「まぁ自業自得だろ、一口も食べずに野菜を残したお前が悪い」
「うっ…(汗」
そして昼休みが終わると、ママン(サイクス)の成敗バーサクによりボロボロのリズが不貞腐れているとグラッセに的確なツッコミを決められ何も言えなくなる。
料理が関するとグラッセって、冷たいよな…と思いつつ、次の競技はどんな殺人競技なの気になるので今朝渡されたプログラムを見る。
「次は…クラス対抗リレー?」
「ああ、実を言うと午後のプログラムはこのリレーと閉会式で終わりならしいぜ?」
「…とすれば、これさえ終わればゼムナスのアホをフルボッコにしてもいいのよね…ッ!!うしっ、俄然やる気が出てきたぞ———ッ!!!」
「オイオイ…(汗」
すると次の競技はクラス対抗リレーだったらしく、これさえ終われば運動会は終わりならしくそれを知ったリズが拳を掲げながらそう宣言する。
これを見て先らは怒り狂っていたグラッセでも同情し、心の中でゼムナスに合掌した。←止める気は無い
『—それでは、最後の競技であるクラス対抗リレーを開催したいと思いますーッ!!!選手の皆さんは集合してくださいー!!』
その時ちょうど放送委員からの放送が入り、いよいよフィナーレの競技が幕を開いた。
ちなみに先らからの会話からして、リズもグラッセも一般人とは違う運動神経が良いので選手に抜擢されている。
「—ふぅん…どうやらもう始まるみたいね、折角のリレーだし2−Bの意地を見せてあげようかしら」
「その案は賛成だな、俺たちが優勝を頂いてやるってな」
リレーの開催を聞きリズが腰に手を当てながら何かを考えそう案を出すと、グラッセも賛同しニヤッといたずらっ子的な笑みを零す。
最後の最後でようやく運動会特有の友情雰囲気が出たと思いきや—
「—そして他クラスの奴ら(例:アクセル、サイファー)をフルボッコにするわよッ!!」
「OK!!」
—出てなかった、寧ろ禍々しい欲望と醜さが明らかに溢れ出ていた。
これを雰囲気ブチ壊しと言うのだろうが、最後まで我が道を行くこの二人にとってはそんなの関係ないのだろうが
「遅ぇぞ!!リズ、グラッセ!!」
「ごめんごめん、で走る順番決まった?」
「ああ、これだ」
その後リレーの選手の集合場所に行くと、既に同じ選手のムーンとマーベル、ロクサスが揃っていた。
もちろん着いた途端、ムーンに遅いと怒られ謝りつつ走る順番を聞くとすぐさま紙を見せてきて
2−Bのリレー順
1.グラッセ
2.ムーン
3.マーベル
4.ロクサス
5.リズティクスト(アンカー)
「って、私がアンカーかいっ!!?」
「そりゃあそうだろ、お前この中で一番素早いんだし」
自分がアンカーだと知り、リズが驚くと悟っていたグラッセは当然だなと一人納得し少女はうな垂れた。
もうどうでもいいやと諦めている反面、これで最後なんだから良いかと何処か楽しんでいる自分がいるかもしれないからだ。
そう思っていると笛がなる、最後の競技の始まりだ。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.108 )
- 日時: 2012/01/03 14:02
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
『—最後の競技クラス対抗リレー始まります!!それでは…よーい、ドンッ!!!』
「行くぞッ!!」
「………」
「が、頑張るぞ!!」
「お前だけには負けられないもんよ」
最後のリレーで一番目には知るのは、中等部2−Bはグラッセ、3−Bからは何とすばらしきこの世界のネク、同じく中等部2−Aからはビビ、2−Cからはライであった。
何とも変な組み合わせだがリレーなのだから仕方が無い、そしてスタートのアイズが出され走ると—何と一番早かったのは無言のネク
「は、早い…!!アイツ何者だ!!?」
「あれネクじゃない、アイツ意外と運動神経いいもんなー…」←
「知り合いかいっ!!」
これにはリレー待機場所でムーンが驚いていると、リズだけはあのネクと言う男を知っているらしくそう呟くとマーベルにツッコミを決める。
するともうネクは回ってきて、次の3−Bの走順者である帽子を被った茶髪の少女へと手渡された。
「いけ、シキッ!!」
「任せて!!」
茶髪の少女—シキと呼ばれた少女がバトンを受け取るとネク程の素早さではないが、すぐさま駆け出し相手との距離を離していく。
「ムーン、頼む…!!」
「OK!!」
それからすぐグラッセも追いつきムーンにバトンを渡すとムーンも頷き、シキへと追いつくために全力で走り出す。
そして次に2−Cのライが来てフウへとバトンを渡し、2−Aのビビも謎の金髪の少年へとバトンを渡し第二走者が走る。
「ネクが頑張った分の距離は縮ませないよ」
「そうは行かねぇんだよなっ!!」
シキが全力で走っている中ムーンも追いついてきてこの二人で第二走者の一番が競われると思ったが—金髪の少年が越した。
「「えぇ!!?」」
「悪いがこっちもビビの頑張りをムダに出来ないんでね!!」
これには二人して驚くと金髪の少年はそう言い素早いスピードで走ると一気に第三走者の元まで走る。
その少年は何故か尻尾が生えているがこの際気にしてられない、もう少年は第三走者の元へと着いている。
「頼むぜ!!」
「ええ」
そして少年は今度は黒髪の少女へとバトンを渡し、後を任せると少女は何処か上品に走る。
そう考えているとシキとムーンが同時で来て、バトンが渡させる。
「マーベル!!」
「分かってるっ!!」
「お願いヨシュア!!」
「了解だよ」
2−Bはムーンからマーベルに、3−Bはシキからヨシュアと呼ばれたウェーブが掛かった金髪の少年へと
それから遅れてフウが着き、サイファーへと手渡されたのは別の話
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.109 )
- 日時: 2012/01/17 22:50
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「—誰が女だぁぁぁ!!俺は男だぁぁぁ!!!」
『ッ!!?何あの速さ!!?』
2走者目から3走者目までバトンが渡り、中々良い勝負になってきたと思ったら—それからすぐして怒り狂ったマーベルがそう叫びながら、黒髪の少女の所まで来た。
しかも普通の人間じゃありえないぐらいのスピードを出してだ、ある意味凄い。
何だマーベルの奴切れてるんだ?とムーンとロクサスは顔を見合わせながら首を傾げ、唯一グラッセが原因が分かったのか—真横でカセットテープを流しているリズを見る。
「…リズ、マーベルに何をした?」
「あー、ただこれを本人の前でこれを流しただけだよ♪」
—2−Bの転校生のマーベル・ダークネスハートってすげぇ可愛いよな!!
—だよなー!男らしいけど絶対女だよな!!後で写真取りに行こうぜ!
「…何処で撮ってきた、こんなもの」
「えー、教室に録音テープ置いてたら何時の間にか録音機能が発動しててさ…丁度良かったでしょ☆」←
そして恐らく何かをしかけたであろう彼女に聞いてみると、案の定カセットテープに録音されていたマーベルを女だと発言した数々の生徒の発言が流れる。
何処で録音してきたと呆れながら聞くと、教室に置いてあった物が何時の間にか録音機能が発動してあったようで若干苦笑しながら何とか何かを誤魔化そうとしているリズに再び呆れてため息をはくと更に色々とマーベルにとって侮辱発言が流れ第三走者のリレーはすぐ終わった。
『—ちなみに2−Cのサイファークラスは彼が必殺技を使いルール違反したので、失格となります』
「…バカだ、アイツ(汗」
「だから第三走者が着いた途端、全員止められたのか(汗」
そして第四走者が走るかと思いきや—何故か全員が止められ不満の声を出そうとしたが、どうやら失格者が出たようでサイファーがチッと舌打ちをしながら退場していく。
アイツの事だから浪漫突きでもやったのだろうと、ロクサスは自称街の風紀委員長さんに呆れながら汗を流しリレーのバトンをマーベルから受け取りスタートの位置に着く。
3−Bからはビイト呼ばれるいかにも熱血そうな少年が出てきて、2−Aからは帽子で顔を隠しているのだろうか—恐らく外見からして女の子であろう身長が低い人がでてきてロクサスはその少女に少々警戒を覚える。
雰囲気だけでかなりのやり手だと分かったからだ、だが自分はやれる事をやるだけだと言い聞かせ—合図を出され走る。
「—悪いけど皆の頑張りを無駄にする事は出来ないだわっ!!」
「っ!速いな…!!」
予想通り3−Bの選手は速く、素早さに自信があったロクサスでも驚愕に値した。
しかし想定内だった以上、本気を出すしかないなと目付きを変えある手段を使った。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.110 )
- 日時: 2012/02/03 19:06
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「—要するに必殺技とか相手に攻撃する技じゃなきゃいいんだろっ!!パネル装備…ヘイスガッ!!!」
『358のシステム使いやがった——————ッ!!!!!?』
何とロクサスは自分が主人公として活躍している時間帯のシステムである、パネル装備を使ってきたのだ。
パネル装備とは358/DAYをプレイしたお方なら分かるであろう、自分のステータスにパネルを張る事により様々な効果や強化を発揮できます。
これにはツッコミ役たちが叫ぶが、それ以外はその手があったかと感心していた。
「…って言うかあのシステムは、ロクサスみたいな特殊な人じゃないと使えないよね」
「それは言っては行けないぞリズ…第一そうじゃないとこう言う世界は成り立たないしな」
その中でもリズだけは禁句中の禁句を言い、ムーンがごもっともな事を言っていたが
それにハイハイそうでしたねと、リズは呆れながら答えるとそろそろアンカーの出番のようねとため息をはきながら赤いハチマキを巻きスタートで待つ。
「—リズッ!!行けぇっ!!!」
「—任せなッ!!行くよっ!!」
「お願いだわっ!!」
「任せるのじゃ」
「頼む、ライムッ!!」
「はーいっ!!」
するとロクサス、小さな女の子、ビイトが同時に走ってきて、最後のアンカーであるリズ、ライムと呼ばれた金髪の少女、そして帽子を被った容姿端麗の女性が走っていった。
「僕は負けられないんだっ!!」
「それは私とて同じじゃっ!!!」
「「優勝は譲らんっ!!!」」
スタートして早々、ライムと容姿端麗の女性がいがみ合い、優勝は譲らないと叫んでいると素早い影が通り過ぎる。
それはリズで後の二人を向きながら、笑顔で微笑み
「余所見している場合かしら?悪いけど優勝するのは私のクラスよっ!!」
先に行かせて貰うよ—と言わんばかりの顔をしそう言うと、すぐに二人との差を広げていく。
「うっそーッ!!?何あの子速いよっ!!」
「何をッ!!私とて負けんわっ!!」
流石にライムは始めてリズの素早さを見たので驚き勝てないよーと諦めかけていると、容姿端麗の女性が最後の力を振り絞ってリズに横まで走ってくる。
「ッ!!?何よ…やるじゃないアンタっ!!」
「お主もなっ!!もうそろそろゴールは近い…最後に競走でもしないか?」
「—先に着いた方が勝ちってか?良いわよ、面白そうだしねっ!!!」
その根性にリズは驚くが嬉しそうな顔になり最後の最後で良い相手と巡り合えたわねと思っていると、最後の勝負を申し込まれ受け入れると二人は一気にゴールまで走った。
「はぁぁぁぁぁっ!!!!!」
「ぬぅおおおおおおッ!!!!!」
『ゴールッ!!!』
この相手だけには負けたくない—その思いが二人を突き動かしたのか、全速力でゴールに飛び込む。
すぐさま放送委員が駆け寄り、一着を調べると—
『何と同時にゴールですっ!!リレー優勝は…2−Aと2−Bです!!』
『わあああああああっ!!!』
二人同時にゴールしたらしく、2つのクラスが優勝するとそのクラスからは歓喜の声が上がりアンカーの役目を終えたリズと女性は倒れる。
「ハァ…ハァ…ひ、久しぶりに本気出せたわ…貴女みたいな相手と戦えて良かったわ…」
「それはこちらとて同じ…お主…名はリズと言ったな?また何処かで機会があれば戦おうではないか!!」
「…ええ、もちろんよ!!」
お互いの強さを認め合い感心しあいながら、また何処かで戦おうと握手をし波乱の運動会は幕を閉じた—
「ぶぅらぁぁぁ!!運動会は楽しかっただろうぅぅぅ、来年もやろうでは…ぶほぉっ!!?」
『二度としないで下さいッ!!!!!!』
まぁ最後に来年も運動会をしようといったゼムナスに、全員でリンチをしかけフルボッコにするのも忘れずに
第四章終了
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.111 )
- 日時: 2012/02/04 14:28
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
はーい!!かなり時間が掛かりましたが第四章終了です!!
意外とキャラ崩壊を書くのが楽しかった…
グラッセ「楽しかったじゃねぇぇぇ!!水圧よ、その強き水流を放出せよ!!アクアスプラッシュッ!!!」
ロクサス「光の柱よ、その眩き力から光線をッ!!スポットビームッ!!!」
マーベル「星の隕石よ、発射し射撃しろ!!!メテオシャワーァァァッ!!!」
あぎゃああああッ!!?
い、いきなりツッコミ役からの攻撃!!?
グラッセ「予告はしといたぜぇ…?後書きで覚えてろよってなぁ…!!よくもリズを大変な目にあわせた挙句、こんなバトルロワイヤルな運動会を企画しやがって…!!(怒」
ロクサス「上に同じく…ナミネをあんな扱いした挙句、こんな下らない話書きやがって…たたじゃ済まさんぞぉ…!!(超絶黒笑」
マーベル「そして何で最後のリレーですばせかとF○9のキャラが集合してんだよッ!!?」
いやいや、それなら私も予告はしたよ!!?
ちゃんと第三章の終わりに、最近シリアスばっかりだったから、ギャグ入れないと!!って
そしてすばせかからの出演は3D発売の記念に、これからも出す予定はあるし
それからF○9からは元々ビビが出てたから、主人公や仲間のジ○ン、○ガー、エー○、フラ○ヤを出演させて見たかった—
グラッセ「行くぞ皆ぁぁぁ!!このバカを殲滅だぁぁぁ!!!」
ロクサス「マジックアワー、キーブレード開放———ッ!!!!!」
マーベル「喰らえ、ホーリーッ!!!!!」
やっぱり、納得してくれませんよねぇぇぇ!!?(涙
—作者がフルボッコにされてますので、しばらくお待ちください byリズ—
リズ「さーてと、グラッセたちが終わったから次は私よ♪(黒笑&指ポキポキ」
来たか堕天使ぃ…!!アンタには予告されてたから防御の準備は万端だゴラァ…!!(そう言いながら黒笑
リズ「出た黒作者…今日は攻撃するつもりは無いよ、だたしこれを投げさせてもらうけどね♪(そう言うと豆を持つ」
え、豆…?(物凄く嫌な予感&冷や汗
リズ「昨日の内にやりたかったんだけど、一日遅れの節分と行きましょうか♪ちなみにこの豆グラッセが作った魔力が詰まった豆だから(超笑顔」
え、ちょ『行くわよ、バカ作者は外ォォォ!!!』のぎゃああッ!!?
—本日二度目の、しばらくお待ちください byムーン—
し、死ぬかと思った…
ムーン「生命力だけは人一倍あるからそう簡単に死にはしないだろ…で、第五章は何を書くんだ?」
うん、第五章はまたギャクだけど…スクールの話が本格的になる事前のお話だから、その前に番外編を書くよ、季節的のね
ムーン「番外編?この季節と言ったら…ああ(納得」
流石ムーン、話が早い
もうすぐバレンタインだからね(笑
番外編『逃亡のバレンタイン!!走れ勇者たち!!』をお楽しみに!!
ムーン「何だこの不吉な題名は…(汗」
第五章の題名の方が不吉だよ?
だって第五章は『グラッセ隠し子騒動!!?未来へと繋がる思い』だよ?
ムーン「何ぃ!!?」