二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン【中学再生作戦編】 ( No.370 )
日時: 2012/08/24 15:49
名前: 風風 (ID: DqYpyOBj)


第13話

  「人殺し」


 林「あーあ、この写真か?
   男子サッカー部がランニングしていたとき見ちゃったんだよ
   お前がサッカーをやっているところをな?
   だから、面白いと思ってつい」

 美紗「っ...」

否定も出来ない美紗は今にも林野を殴りそうだったが、これ以上騒ぎを起こしては
まずいと感じ、拳をつくるだけで怒りを沈めようとしていた。

 林「それで、蘭桜さん?
   この写真...どうして欲しいですか?」

 美紗「捨てろ。と言いたいけど——

 林「捨てるなんてするわけないだろ
   人殺しの分際で何偉そうなこと言っているんだ」

再び、2人の間に沈黙が訪れた。
だが、その沈黙は直ぐに、美紗によって破られた。

 美紗「人殺しって...なんのことだ」

 林「知らばくれないでくださいよ...
   まず、お前みたいな人殺しがサッカー続けてることが間違えなんだよ!」

 美紗「きみはそんなに馬鹿なのか?
    僕は人なんか殺したことはない。」

 林「事実的にはな...だが、お前が居たからあの人は死んだんだ!!」

林野は今にも殴りかかりそうになっており怒りで身体中が震えていた。

 美紗「どうして、僕とアイツが関係しているんだッ!」

真っ暗な闇に包まれたグラウンドには2人の叫び声が響いていた。
時間帯は夜の9時をまわっており、この時間に外を出る人は余りいない。
さらに、グラウンドは寮からある程度離れているため、気付く人はほとんどいなかった。
だが...

    「おいおいおい...こんな時間に何ギャーギャー騒いでるんだ?」

1人の少年の声が響いた。