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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.11 )
- 日時: 2011/06/09 16:48
- 名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: EmEMGJKv)
「あっ、莉々!猫ちゃん、気がついたの!?」
「うん、いつみの来るほんの少し前に。ねぇ玉ちゃん?」
「えぇ」
スネリは、会話からツインテールの子は莉々、黒髪の美女が玉ちゃん、あとから来たショートヘアの子がいつみというのだと知りました。
会話に気をとられてか、莉々の手が少し緩んでいます。
少しためらいましたが、思い切ってスネリは莉々の腕からすりぬけました。
「あっ!」
莉々が小さく叫びますが、もうスネリはかけだした後でした。
体中に激しい痛みが責め苛みますが、こらえて、スネリは走ります。
向かうは、ルナの元です。
期待をこめ、ルナの額ににくきゅうを押し当てました。
「猫ちゃん、熱測ってるみたい。」
莉々は笑いますが、玉ちゃんは、でも、と言いかけてやめました。
『玉さん、何か視えたんでねえですか?』
「ん…女の子は、回復する、けど…。それはあの猫ちゃんのチカラのおかげ、だからだと思うの…」
その言葉をチラッと聞き、スネリはぎくっとしました。
この人たちから、においがする。
悪しき妖怪でないにしても、この人たちは妖怪かもしれないと、スネリは本気で考えだしました。
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