「んもう、どーでもいーでしょ。ふん。」 ふてくされながら、改めてペンダントを見た。 玉ちゃんの手を離れたからか、裏面を向いている。「んー。なんだろ、これ。」 わけのわからない文章が、わけのわからない文字で綴られている。「こんな漢字、読めないから。」『いっちゃんの場合、ただの漢字でもテストの点がやばいじゃねぇですか。』 むぅ、ムスビのくせに! でも、ほんとのことだから、なんもいえないよー、しくしく…。