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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.242 )
- 日時: 2011/10/07 16:18
- 名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: 86FuzJA.)
1時間後。わたし達は、更地となった元・おばあちゃん宅にきていた。
「……何も、ないね……。」
わたしは、ごまかすように笑う。
「お〜い。まさか、成果なしか?」
なんだか、莉々はつまらなそうだし(これはある意味すごく珍しい)、玉ちゃんとスネリさんは顔を見合わせて、どこかいづらそうにしている。ちなみに、スネリさんはニンゲン姿。
「ムスビ、何か感じて……」
『くさい、ですよ!!』
わたし、玉ちゃん、莉々がハッとした。
「ニキラアイナへの入り口!?」
ハモる。
「どこ?どこなの?冥府遣いなの?」
『待ってくださいです。これは確かに、ニキラアイナのにおいです。でも、冥府遣いじゃねえです。スネリさん、何か感じますですか?』
「え?ちょっと待って。」
スネリさんが、イヤリングに触れる。
『ん?これは……妖怪の香り!!』
これは、どういうことだろう?
『行くですよ!』
いつでもダッシュOKな莉々が走り出す。もっけくんもふくろう姿、スネリさんも猫姿で走っていく。
「待って!」
私たちも、走り出す。一番遅れているルナちゃんを気にしながら。
あれ?この道、なんだっけ。思い出せそう。
えっと……。
「あそこだ!」
わたしは、「そこ」に向かって走った。
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