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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.283 )
- 日時: 2011/10/25 17:07
- 名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: 86FuzJA.)
バシャっ!と、水しぶきがあがった。
「うわ!?」
さっき、縦横に切ったラインが浮かび上がって光を放つ。そのまま、水がラインにそってパックリと割れた。
「水が割れるなんて……。」
莉々も呆然としている。
身体が自然に動く。振り上げた剣をそのまま、水の割れた線の交差した部分に突き刺した。
割れた部分が広がり、すさまじい光を放ち始めた。
「も、もうだめかも……。」
急にくらっときて、倒れそうになった。剣が元の玉へと戻り、わたしは川のほうへ倒れてしまいそうだ。
「異世界開通符、急々如律令!!」
和紙がこっちに来て、川の中へ消えた。
「っ————!!」
何とか、姿勢を立て直す。川に入ったら、ニキラアイナへ飛んでいってしまう。そしたら、みんなと落ち合えるか。
『誰とでもいいから、手をつなぐですよ!!』
まぶしすぎて、みんなが見えない。
わたしも、誰かの手をしっかり握った。誰のだろう……?
『ルナさん、もう一回お願いしますです!!』
「異世界開通符、急々如律令!」
光がいっそう強くなった。水が自ら意思を持ったかのように、わたし達を飲み込んだ。
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