二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.298 )
日時: 2011/11/14 16:27
名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: 86FuzJA.)

「あれ……??」
 玉ちゃんは目を開けました。身体を起こすと、白猫の膝に頭を乗せていたことがわかり、飛び上がりました。
「ご、ごめんなさいっ!!」
「いいの、いいの。大丈夫なんだし。」
 この声は。そう思って、白猫の顔を穴が開くほど見つめました。そして、分かりました。
「スネリさん!!」
 スネリは、元が猫ですから、変わっていません。二足歩行になっただけです。
「あ、あの。わたしは瑞穂です。玉之屋瑞穂。」
 玉ちゃんはそれだけ言い、辺りを見回しました。
「わたし達以外は……??」
「誰もいない。どこか出会えるかしら。」
 玉ちゃんは、もう一度、確認して、すごいことに気がつきました。
「ここは!!」
 え、というスネリの声など聞こえません。
 水鏡屋に行こう。ヒカリや、ヒラキさんに会いたい。それに、いっちゃんたちも、そこへ向かうだろう。
 玉ちゃんは走り出しました。