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「いつみ!!」「いっちゃん!!」
　わたしたちはバッタリと水鏡屋の前で出くわした。
「よかったわ。会えなくなっちゃうかもしれないと思っちゃった。」
「ほんとほんと。いつみとムスビが会えなくなったらすごいことになっちゃうよ!!」
　莉々たちが抱きついてくるので、うんうんうなずいた。
「よかったねぇ。あっ、スネリさんと、そっちは……ルナちゃん?」
　モンブラン色をした猫がうなずく。
「ヒカリとヒラキさん、元気にしてるかな。」
　玉ちゃんが嬉しそうに言う。
「じゃあ、入ろう!!」
　ガラス張りの丸い建物に、わたしたちは足を踏み入れた。