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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.56 )
- 日時: 2011/07/06 20:08
- 名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: K9K7P5UY)
第2章 チカラのあるヒト
あぁ、もう…ムスビのばかたれ。
ムスビが心の声で『声をかけるですよ!』なぁんていうから、何にも考えずに声かけちゃったじゃん。
「えぇと…なんでしょう…。」
うわー、声かけないで!
ムスビ、助けてよ。何て言えばいいのよ。
「えっと、あ、あは…せっかくだし、お話したいなって。」
ムスビ、これでOK?
チラッと見たムスビは満足そうだった。
わたしたちは、しばらく川原で話すことにした。
「ふくろう、起きたねぇ。名前、なんていうの?」
「もっけ」
…もっけ!?
変な名前…ていうか、ムスビもか。
「もっけ、ちゃん…というのね。」
玉ちゃんは、どこか上の空。まさか…。
『また、視えてしまった。このコが、ニンゲンに変身してる。ふくろうのまま、大きくなったりしているわ…。』
ニンゲン?大きくなる?
わけわかんない。ふくろうって、そんなことできるっけ…。
でも…。それは、もしかしたら、不思議な“チカラ”なのかもしれない。
わたしだって、これ以外、平凡なのに、ひとの心が読める。
チカラは違うけど、莉々だって、玉ちゃんだって、それぞれ巫女だ。
莉々は知らないけど、玉ちゃんはいやだと思ったこともあるだろう。そして、わたしも。
これは、ひとには話せないこと。
でも、このコ達なら、話していいかもしれない…。
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