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　ルナは迷いましたが、言ってしまいました。
「うん、そう。…なんだよ。」
『ルナっ！』
　スネリともっけは同時に声を上げました。
「言ってくれてありがとう。ねぇ、やっぱりこの猫ちゃんしゃべれるよね。なのに、ふくろうちゃんはしゃべれないの？」
　もっけは「ふくろうちゃんじゃないやい。かっこいい、もっけって名前があるんだい。」とぶちぶちいっています。
　それを知ってか知らずか「あ、もっけくんだっけ。」とタイミングよく莉々が言い直しました。つぶやきともいえましたが、超聴力を持ったもっけとルナ、読唇術を持つスネリには読み取りなど簡単。それを聞いたもっけが威張りだしたので、おもわず2人は吹き出しました。
「う、ううん。もっけも話せる。特殊な音波みたいなものかな。ところで、なんで分かったの？そして、みんなには何か力があるの？」